合意が無いまま終了となった米朝首脳会談ですが、この結果に北朝鮮や韓国は驚いていると報じられています。
報道記事によると、北朝鮮の金正恩氏は経済制裁解除を前提としてトランプ大統領との会談に臨んだところ、トランプ大統領は実務者協議の開催や全ての核施設を停止するように要請したとのことです。
会談の前から金正恩氏は国内向けに「大長征」として宣伝していただけに、何も合意が無いまま帰国することになったのは間違いなく痛手だと言えるでしょう。
それだけに北朝鮮と和平条約の締結で検討していた韓国でも驚きの声が相次ぎ、再度の米朝首脳会談を求める声も浮上しています。
退路を断つ交渉戦術が裏目に 金正恩氏は就任以来最大の危機に
http://news.livedoor.com/article/detail/16090609/
【ハノイ=桜井紀雄】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は「制裁解除」ありきでトランプ米大統領とのハノイでの2回目の会談に臨んだ。
しかも十分な実務者協議なしにトランプ氏の決断に全てを委ねる賭けに出たことが裏目に出た。今回の会談失敗は、金氏にとって最高指導者就任以来の重大危機ともいえそうだ。
「非核化の準備ができているのか」。28日の会談の合間、米記者団からこう問われると、金氏は「そのような意思がなければここに来なかった」と答えた。
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