アメリカのトランプ大統領がゴラン高原のイスラエル主権を認める宣言に署名しました。これは過去の中東戦争でイスラエルが武力制圧したゴラン高原のイスラエル主権を認める宣言で、「自国領土を占領された」と主張しているシリアや後ろ盾のイランは猛反発。トランプ大統領とイスラエル陣営VSシリア&イランの構図になって、再び中等戦争勃発の可能性が高まっています。
記者会見でトランプ大統領は「イスラエルの自衛能力を強化するために、歴史的な措置をとる」と述べ、イスラエルの防衛力を強化するために必要だと主張していました。イスラエルのネタニヤフ首相も「エルサレムの首都認定に続いてまたもや勇気ある決断をしてもらった。あなたは歴代のアメリカ大統領の中でイスラエルにとって最良の友人だ」とコメントし、トランプ大統領に謝意を示しています。
4月にはイスラエルで総選挙があるだけに、あえてこのような刺激的な政策を打ち出すことでネタニヤフ首相を支援する狙いがありそうです。アメリカのトランプ大統領とイスラエルのネタニヤフ首相は蜜月関係で、「歴代のアメリカ大統領の中で一番イスラエルと親しい」と言われていました。
一方で、ロシアは重大な国際違反としてアメリカの動きに抗議するとしています。
アメリカのトランプ大統領はイスラエルのネタニヤフ首相との首脳会談に合わせて、イスラエルが占領するシリア領のゴラン高原について、イスラエルの主権を認める宣言に署名しました。来年の大統領選挙を見据えてイスラエルを擁護する姿勢を鮮明にした形ですが、シリアやその後ろ盾のイランが反発し、緊張が高まるおそれもあります。
トランプ大統領、ツイートで長年にわたる国際法上の問題であったイスラエルのゴラン高原における主権を認めた。事実上イスラエルが支配している地域だが、国連安保理決議のラインを否定するもの。これで中東和平は停滞するが、4月の総選挙でネタニヤフの支援にはなるだろう。 https://t.co/L9KwXCLvdy
— Kazuto Suzuki (@KS_1013) 2019年3月21日
国際法上占領は一時的な敵地支配であるので、主権者を変更しないことが原則。ゴラン高原の主権をイスラエルに認定すると表明したトランプ米大統領とこれを歓迎するとしたネタニヤフ・イスラエル首相は、占領地における現状維持の原則を無視している。
— 礒村英司 Eiji ISOMURA (@eijiisomura) 2019年3月22日
米国政治では国内のユダヤ人社会の影響力が無視できません。トランプ氏は今後、大統領選を意識したこうした言動が増えてきそうです https://t.co/p3B0RSEk07
— 秋田浩之(日本経済新聞) (@Hiroakitanikkei) 2019年3月21日
今日のため息1447
ゴラン高原。触らなくてもいい話を、自分の選挙の立場を有利にしたい為に、アホなサインをした。またこれで無駄な「血」が流れてしまう。アメリカ政府も狙われるであろう。テロを助長する行動をいつまで、続けるのか。結局、北問題も中途半端になり、迷走している。
— yuji (@yujiogawa425) 2019年3月25日
“署名が行われたと同時刻に、イスラエルのジェット機がガザを爆撃し始めた。”
象徴的。もちろんIDFは日常的に爆撃してるから爆撃自体は珍しくない。これは覇権への強い意志の表明だ。トランプ米大統領、ゴラン高原をイスラエル領と認める大統領令に署名:トルコが抗議 https://t.co/WUEO0yuctI
— りょう 료 Ryow (@midgenasia) 2019年3月25日
トランプがエルサレムに大使館を移転した時には、抗議デモで二人死んだ。今度はゴラン高原をイスラエル領と認め、また人が死んだらしい。
ゴラン高原がイスラエル領でないこと、たしか国連決議で決まってなかったっけ。なぜひっくりかえす?何が起こるかわからないのか?
マティスがやめるわけだ。— yuko (@madogarasu) 2019年3月25日
この人、沖縄県元県知事の仲井間さんと一緒だね。過去の歴史を勝手に変えて、さっさと辞任かも?米、ゴラン高原主権を正式承認=国連「地位変わらず」(時事通信) – Yahoo!ニュース https://t.co/vCCyQR6hoQ @YahooNewsTopics
— 有福屋 (@masashika) 2019年3月25日
少しつづ積み上げてきたものをなし崩しにしてしまうトランプ。(本来の意味で)姑息に媚びを売る安倍晋三だけど、太平洋を東西にわけで西は中国東はアメリカが統治、日本は見すてられるってのが本当に起きそう。
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米 ゴラン高原主権を正式承認 https://t.co/fmEOqE6vBQ— oi (@_oi) 2019年3月25日
どちらも国内向けアピール。しかも我田引水レベル。国際政治も協調の時代から自国第一、いや自分第一に成り下がった。これじゃ、過激派などが元気いっぱいになるのも無理はない(嘆息笑)。
↓
ゴラン高原「イスラエルに主権」 トランプ氏が宣言署名:日本経済新聞 https://t.co/JCXx2s4Kj7— XWIN II (@xwin2g) 2019年3月25日
結局、世界中、火の無いところに煙を起こすのは、いつもアメリカであり、日本は是非を問わず、それに従うだけ…。
イラク攻撃の時もそうだった。
米大統領、ゴラン高原のイスラエル主権承認 ネタニヤフ首相支援 | ロイター #SmartNews https://t.co/4jEL0WHYrn
— 波乱万丈斎 (@hells_emperor) 2019年3月25日
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