福島第一原発で今月20日に予定されていた排気筒の解体工事が中止となりました。解体工事を行う予定だったのは、1号機と2号機の建屋に隣接している高さ120メートルの排気筒で、東電が準備していたクレーンの高さ不足から工事が延期になったと発表されています。
東電は今月11日に模擬の解体装置をクレーンでつるして確認したところ、クレーンが必要な高さよりも1.6メートルほど足りないことが発覚。これにより解体工事は延期が決まり、今も排気筒を解体する作業を始める見通しは立っていません。
今回の解体工事延期について東電は「思い込みがあってクレーンの仕様をしっかり確認していなかった」とコメントし、クレーンの仕様の確認が不十分だったとしています。
2011年の福島第一原発事故直後から東電は何度もトラブルを起こしているだけに、今回のトラブルには「いい加減に国営化しろ」「東電を解体するべき」などと怒りの声が相次いでいました。
東京電力福島第一原子力発電所の高さ120メートルの排気筒の解体で、クレーンの高さが足りなかったことについて、東京電力は、クレーンの仕様の確認が不十分だったためと発表しました。作業を始める見通しは立っていないということです。
福島第一原発 排気筒解体 クレーン高さ不足は確認不十分のため #nhk_news https://t.co/KtYkbkezoh
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年5月23日
福島第一原発の排気筒解体へ 数時間で死に至るレベルも https://t.co/P28xmVLoYl
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2019年5月9日
今日は、傷みの激しい福島第一原発の排気筒解体に向けた、モックアップ試験の会場に来ました。その様子は午後にご報告。 pic.twitter.com/uF0p5acr5f
— 東京新聞 原発取材班 (@kochigen2017) 2018年11月19日
実は、福島第一原発の排気筒解体作業の具体的な内容をいまはじめて知ったのですが、かなりマズい感じがするでござる。「地元企業が開発した専用の解体装置」それ自体の信頼性はようわかりませんが、他の会社などとの連携が全然できてないように見える。もちろん悪いのは東電。 https://t.co/moNPq8pioj
— flurry (@flurry) 2019年5月23日
クレーンの仕様もきちんと読めない会社が、誰もやったことのない廃炉を手がけるという恐怖。クールジャパン
福島第一原発 排気筒解体 クレーン高さ不足は確認不十分のため | NHKニュースhttps://t.co/dUZDcWPnWy
— 添田孝史 (@sayawudon) 2019年5月23日
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