*台湾
アメリカ国防総省が台湾を事実上の国家と認める報告書を出しました。
問題となっているのはアメリカ国防総省が最近発表した「インド太平洋戦略報告書」で、アメリカ国防総省は台湾を「国家(country)」と表記。今まで地域としていた台湾を国家にして、台湾の独立を認める方向に動いています。
アメリカは米中貿易戦争と合わせて、台湾の独立問題を外交カードとして使っており、これに対し中国政府は猛反発。年明けの演説時に習近平国家主席は台湾侵攻を示唆していることから、このままエスカレートすると両国の外交関係が完全に崩壊することになりそうです。
また、台湾政府はアメリカから主力戦車「M1 A2エイブラムス(M1 A2 Abrams)」108両、対戦車ミサイル「ジャベリン(Javelin)」と「TOW」1500発、携帯型地対空ミサイル「スティンガー(Stinger)」250発の売却を正式に要請したと発表しました。
ここ数年で中国の軍備は大幅に強化されたことから、台湾もそれに対抗して兵力を増強した形です。アメリカのトランプ大統領は歓迎すると見られ、これも米中の火種になると予想されています。
米国防総省、台湾を国家と表記
http://www.donga.com/jp/article/all/20190608/1754912/1/
米国防総省が最近発表した「インド太平洋戦略報告書」で、台湾を協力すべき対象「国家(country)」と表記した。これは、米国がこれまで認めてきた「一つの中国(one China)」政策から旋回して台湾を事実上、独立国家と認定することであり、中国が最も敏感に考える外交政策の最優先順位に触れ、中国への圧力を最大限引き上げようという狙いがうかがえる。
台湾、米製戦車・ミサイル購入の意向認める 中国反発
https://www.afpbb.com/articles/-/3228833?act=all
【6月7日 AFP】台湾は6日、米国から最新鋭の戦車と携帯型ミサイルを購入する意向であることを認めた。これに対し中国は激しく反発している。
台湾の国防部(国防省)は、主力戦車「M1 A2エイブラムス(M1 A2 Abrams)」108両、対戦車ミサイル「ジャベリン(Javelin)」と「TOW」1500発余り、携帯型地対空ミサイル「スティンガー(Stinger)」250発の売却を正式に要請したと発表した。
ブルームバーグ(Bloomberg)によると、購入額は20億ドル(約2200億円)に上り、米政府は売却要請について議会に非公式で通知した。
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