参議院選挙の終盤情勢が出揃いました。
FNNの世論調査だと、与党は改選過半数の63議席を上回る勢いを維持するも、2013年の参議院選挙よりは議席を減らす可能性が高いとのことです。
自民党は選挙区で40、比例区で19議席に迫る見通しで、あわせて60議席をうかがう情勢。
ただ、1人区は与野党ともに大接戦となっている地区が多く、まだ20議席前後は変動する可能性がありそうです。特にれいわ新選組の山本太郎氏は無党派層を集めている傾向が見られ、従来の情勢調査だと票数が読めない状況になっています。
各紙の世論調査ではれいわ新選組の獲得議席数は1~2議席ですが、それを超える可能性もゼロではないと言えるでしょう。
地域別だと東北地方で野党有利、大都市圏は五分五分、西日本は与党や維新優勢という感じです。投開票日まで残り1日、日本の政治がどうなるのか注目したいと思います。
参院選 最終盤 令和初の国政選挙 与党63議席上回る見通し
https://www.fnn.jp/posts/00421091CX/201907191849_CX_CX
21日に投開票の参議院選挙。
FNNが選挙戦最終盤の情勢を調査したところ、与党が改選過半数の63議席を上回る見通しであることがわかった。
自民党は、選挙区で40、比例区で19議席に迫る見通しで、あわせて60議席をうかがう情勢。
東北地方を除き、おおむね安定した戦いで、北海道や千葉などでは2人目の議席獲得が見込まれている。
公明党は、選挙区7議席に加え、比例区も7議席に届く可能性があり、与党で改選議席の過半数63議席を上回る情勢を維持している。
日本維新の会は、大阪や兵庫に加え、首都圏でも議席の獲得をうかがう情勢。
【参院選】全選挙区・全候補の「当落予測」生データを公開
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65913?page=6
れいわ新選組の台頭を除けば、安倍自民にもう一太刀浴びせられない野党勢力。そのなかで、「風前の灯火」となっているのが、社民党の存続だ。
前出・松田氏が言う。
「今回の参院選で、衆参合わせて国会議員が4人の社民党が、『国会議員5人、または得票率2%以上』の政党要件を満たさなくなる可能性があります。
同党は東京、神奈川、愛知で3名、比例で4名の計7名を擁立していますが、前回衆院選で比例票を大幅に減らし、今回はれいわ新選組と立憲民主党に票が集まることが予想されます。政党としての歴史的使命を終える選挙になるかもしれません」
政権の鬼門、消費増税 悪印象ぬぐう「恩恵」主張に躍起
https://www.asahi.com/articles/ASM7J423RM7JULFA014.html
与党は今回の参院選で、安倍政権が2度延期してきた消費税率の10%への引き上げを掲げている。国民の負担感が重い増税に、野党は反対でスクラムを組む。ただ、厳しい財政状況を国民に正面から説く姿勢は与野党ともに乏しく、議論は深まっていない。
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