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福島第一原発で排気筒解体工事が本格化!来年3月までの完了を目指す 遠隔操作の解体装置で放射能避ける


福島第一原発で1・2号機の共通排気筒の解体工事が始まりました。

解体工事は2019年8月1日から開始され、特殊なクレーンを作業員が200メートルほど離れた場所から遠隔操作する形で行われています。この排気筒は2011年の福島原発事故時に建屋内部の水蒸気などを放出する「ベント」で使われた場所で、今も放射線量が高いことから作業が近づくことが出来ない状態となっていました。
新しい遠隔操作のクレーンは数時間ほどかけて解体装置を釣り上げ、少しずつ排気筒を削るように作業をしています。

東電の日程表だと来年3月頃までに排気筒の解体工事を終了するとしており、まだ作業が終わるまでかなりの時間が必要となる見通しです。

 

1・2号機共用排気筒の解体
http://www.tepco.co.jp/decommission/progress/safety/index-j.html

福島第一原子力発電所には、原子炉建屋などの排気に使われていた「排気筒」が4基あります。このうち、1号機、2号機共用の排気筒は、十分な耐震性があることを確認しているものの、より安全に廃炉をすすめるため、2019年8月より、上半分(約60m)の解体作業を行っています。
排気筒は、専用の解体装置を使い排気筒本体の「筒身」とそれを支える「鉄塔」を上部から交互に2~4mずつ切断します。なお、作業中の被ばくを抑えるため、解体装置は遠隔で操作します。
また、放射性物質の飛散を抑制するために、飛散防止剤の散布、切断時に出る「ダスト」の吸引などを実施します。
排気筒の解体作業に伴う周辺環境への影響は、極めて少ないと評価していますが、常にダストモニタで監視しながら、安全第一で作業を進めております。

 

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