福島第一原発の排気筒の切断工事で、最上部の解体工事が完了となりました。
この排気筒は高さ120メートルの大きな構造物となっており、福島第一原発1号機や2号機の放射性物質を放出するために使われていた場所です。
そのため、排気筒付近の放射線量は非常に高く、切断工事も遠隔操作で特殊な重機を動かす形で行われました。
当初の予定では最初の2日で終わるはずでしたが、クレーンの高さが足りないというようなトラブルが頻発し、一ヶ月ほど遅れて切断が完了。今後は排気筒全体の解体工事を行う方針で、東電は今年中に作業を終わらせたいとしています。
福島第一原子力発電所の高さ120メートルの排気筒の解体作業で、最も高い部分の切断とつり下ろしの作業が予定より1か月ほど遅れて1日終了し、動画が公開されました。東京電力はこれまでの作業で出た課題を検証して工事の進め方を改善し、今年度中に解体作業を終えたいとしています。
1/2号機共用排気筒の解体
http://www.tepco.co.jp/decommission/progress/safety/index-j.html
この数日来、東京新聞がやたらツイートしてくる原発の工事って、そもそも何なの?…という方は、ぜひこちらの記事をお読みください。
8月から福島第一原発で排気筒解体、猛暑・台風 不安山積み https://t.co/yvVldSi2Ut— 東京新聞編集局 (@tokyonewsroom) 2019年9月1日
17時前に東電に確認したところ、切断装置の通信障害は復旧して、排気筒の切断を再開。写真は16時半ごろ、大熊町から望遠レンズで撮影した福島第一原発1、2号機排気筒(小川)。 pic.twitter.com/yyPtUhtujN
— 東京新聞 原発取材班 (@kochigen2017) 2019年8月31日
おはようございます。昨日は、福島第一原発の排気筒解体に多大な関心をお寄せいただきありがとうごさいました。ダイジェスト動画も2万超の視聴をいただき、睡魔と闘い編集してよかった〜と感激しております。
今朝の福島浜通りは曇り。排気筒(写真右)は先端が減り、ちょっと寂しくなりました。 pic.twitter.com/giPB1CVYOc— 東京新聞 原発取材班 (@kochigen2017) 2019年9月1日
写真は8月30日14時20分ごろに福島第一原発構内から撮影。排気筒の奥に見えるのが1号機原子炉建屋です。 pic.twitter.com/66z082l1rV
— 東京新聞 原発取材班 (@kochigen2017) 2019年8月30日
8月31日6時38分に大熊町から撮影した福島第一原発1、2号機排気筒。東電によると、昨夜はほとんど切り進めることができず、四つある回転のこぎりのうち二つは歯が摩耗して使えなくなりました。残り二つで切断を再開する予定です。担当は小川(@ogawashinichi)。 pic.twitter.com/U1W7INsyRj
— 東京新聞 原発取材班 (@kochigen2017) 2019年8月30日
きのう、小川記者が原発内で撮影してくれた福島第一の排気筒の写真を分析してみました。赤線はお盆前の切断線、緑線が30日の切断線。南側はきれいに切れているようですが、北側は30日の切断が不十分です(残る半周は取材ポイントからは見えず)。かんぬき(赤丸)はがっちりはまってます pic.twitter.com/Xo76M3GlYB
— 東京新聞 原発取材班 (@kochigen2017) 2019年8月31日
福島第一原発1、2号機排気筒に関連する記事はこちらから。https://t.co/P3O6b7aCUv。今回の解体作業は1班15人の4班態勢で臨んでいるはずです。切断装置の操作は排気筒から200m離れたバスを改造した操作室の中で行われています。写真は8月30日夜の操作室の様子(小川撮影) pic.twitter.com/OJYwOqqGT5
— 東京新聞 原発取材班 (@kochigen2017) 2019年8月31日
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