外務省が在韓国日本大使館のホームページで、福島市やいわき市、東京、韓国のソウルなど4都市の放射線量の掲載を始めました。
これは韓国から日本の放射能汚染に対する懸念の声が高まっているからで、懸念を払拭するために外務省が対応した形です。
外務省の掲載データを見てみると、福島市の空間線量率は0・132マイクロシーベルトで、ソウル市の空間線量率は毎時0・119マイクロシーベルト、新宿は0・036マイクロシーベルトとなっていました。
このデータ掲載について日本政府は「今後も科学的根拠に基づいた正確な情報を提供し,透明性をもって丁寧に説明していく考えであり,日本の放射線量についての韓国国民の理解が深まることを希望します」とコメントしており、科学的根拠に基づいた正確なデータだと強調。
韓国や日本の空間線量に差はないとして、海外向けにアピールしていました。
ただ、福島県が公開している「福島県放射能測定マップ」だと、毎時2.5マイクロシーベルトを超えている地点が複数見られ、外務省の公開データと比べて汚染の数字は高い場所が多いです。
外務省はアピールのために低い場所を選定した可能性があり、福島以外の場所に関してもホットスポット(高線量地帯)が残っている現状を無視しているのは悪質だと言えるでしょう。
外務省 日本と韓国の空間線量率
https://www.kr.emb-japan.go.jp/people/news/jisin_news_monitoring.html
最近,特に韓国において日本の放射線量等についての関心が高まっていることを踏まえ,日本の首都(東京),福島県(福島市・いわき市)及び韓国の首都(ソウル)の空間線量率について,今後,原則として大使館休館日等を除く毎日更新することとし,過去の記録についてもアーカイブ化することとしました。
以下に示すとおり,日本の下記3都市の空間線量率はソウルを含む海外の主要都市のそれと比較しても同等の水準です。
なお,天候などの違い(注)により,環境中の放射線量は変動します。
福島県放射能測定マップ
http://fukushima-radioactivity.jp/pc/
【韓国での懸念払拭へ】
外務省、HPで福島やソウルなどの放射線量を掲載https://t.co/EHNYmIXOPPソウル市と福島市、いわき市の放射線量は同水準だった。前外相の河野太郎防衛相は「韓国において日本の放射線量についての関心が高まっていることを受けての対応」とツイート。
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2019年9月25日
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