福島第一原発の汚染水タンクが増大している問題で、日本維新の会が海洋への放出を提案していることが分かりました。
報道記事によると、日本維新の会は「全国の原発からは基準内のトリチウムを含む水が40年以上、海に排出され、健康への影響は確認されていない」として、海への汚染水放出を党として国に提案する方向で検討しているとのことです。この提言は今後役員会などで検討し、正式な案となる見通し。
日本維新の会は代表の松井一郎市長が海洋への放出を推奨する発言をしており、先月も記者会見で「トリチウム水の影響が無い」などと発言していました。
ただ、トリチウムの影響は断定できない部分が多く、専門家の間でも賛否両論があります。さらには東電の浄化装置は性能が不十分で、汚染水タンクに保管されている浄化水の大半はトリチウム以外の放射性物質も大量に含んでいる状態です。
日本維新の会が言うような浄化された水とは程遠く、このまま放出することに地元住民からも反対の声が相次いでいます。
福島第一原子力発電所にたまり続けている放射性物質のトリチウムなどを含む水の処分について、日本維新の会は法律の基準内に処理したうえで海に放出するのが妥当だとする提言の案をまとめました。
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