萩生田文部科学大臣の身の丈発言が格差を容認しているとして物議を醸しています。
問題の発言は24日夜に放送されたBSフジのテレビ番組で飛び出てきました。
萩生田文科相は英語の民間試験導入について聞かれた際に、「裕福な家庭の子どもが回数を受けてウォーミングアップできるというようなことがあるかもしれないが、自分の身の丈に合わせて2回をきちんと選んで頑張ってもらえば」などと述べ、英語の民間試験で発生する格差は問題ないと強調。
その上で、「『あいつ予備校に通ってずるい』というのと同じだと思う」と発言し、予備校や塾と同じ程度の違いしかな無いと言及していました。
英語の民間試験導入を巡っては、会場の場所が限定されており、地方に住んでいる受験生が大きな負担を強いられるとして、「経済格差や地域格差が解消される見通しが立たない」などとして、全国高等学校長協会が延期を求めています。
学生の方からも反対意見が多く、野党は萩生田文科相の発言を糸口に臨時国会で追求を強める方針です。
萩生田文科大臣。
「身の丈にあった」テストを認め、故郷から出る緊張感が必要との軽すぎる認識を露呈するのではなく、学生たちのスタートラインを等しくするために環境整備をするのが文科大臣の仕事です。私たちはこのテスト制度に反対。法案を提出しました。
審議を。— 蓮舫・立憲民主党(りっけん) (@renho_sha) 2019年10月25日
答弁書が用意されないテレビ番組で本音が出たんだろう。この発言だけで不信任、問責に値する。文科大臣にふさわしくない。
入試に民間英語試験/「身の丈に合わせて」/文科相 経済格差を容認 https://t.co/PLB2nqc9XS— たつみコータロー 前参議院議員 日本共産党 (@kotarotatsumi) 2019年10月26日
萩生田大臣による問題発言の切り取りです。
英語民間試験の問題である経済格差、地域格差など公平性について、
「あいつ予備校通っててずるいよな、と同じ。身の丈にあった試験を。」
「人生で一回や二回は故郷から出て試験の緊張感を味わうのも大事。」
などと発言。
文科相とは思えない。 pic.twitter.com/OJlWilKgVH— Chris Redfield Ken (@redfield_ken) 2019年10月24日
枝野代表「現実的には生まれ育った家庭環境によって教育の機会はすべてイコールにはならないという現実があるが、いかにイコールにするかが政治の役割。」https://t.co/anoevfHsbI
— 立憲民主党(りっけん) (@CDP2017) 2019年10月26日
学生時代、母がスーパーのパートや朝の新聞配達をかけもって、私を行きたい大学に行かせてくれました。通った学校が学費を一部免除してくれたのも救いです。でも、親があんなに働き詰めになることを美談にしてはいけないと思います。萩生田さん、「身の丈」って何ですか。https://t.co/vrcK1Jr0sa
— 安田菜津紀 (@NatsukiYasuda) 2019年10月26日
ぼくは生活保護世帯出身やけど30年以上昔で暮らしてたのが都会でバブル期やったからバイトを山ほどやれば私大行く金を何とか稼げたんで今があるけど身の丈に合った受験とか言われたら今だともう大学受験自体できんかったかもしれん…なんで文科省は若者の芽を摘むような教育制度にしたがるんかなぁ…
— ささもてぃんⁿ@赤腹魔王 (@yukihirosasamo) 2019年10月26日
萩生田文科相の「身の丈」発言、地方出身で裕福ではなかった私としては、かなりしんどい。
恵まれた環境に生まれなければ、自己責任だから一生苦しんでろということか。
教育機会の平等の実現にゴールはないのだとしても、理念は絶対に捨てちゃいけない。
こういう人間に政治をやる資格はない。 https://t.co/zpvcaXPCYz
— 諏訪原 健 (@swa_swa_swatch) 2019年10月25日
…聞こえますか…野党の皆さん…今… あなたの心に直接… 呼びかけています…香典云々の任命責任追及など…やめるのです…身の丈に合った受験すればいい…発言を責めるのです…受験生は有権者なのです…その親御さんも…高校や大学教員もそうです。いいところを…見せるチャンス…聞こえますか…聞こ…
— 元サカ (@SciCafeShizuoka) 2019年10月25日
そもそも英語の民間試験で大学入試はできないでしょう
8種類?もあったら公平じゃないでしょ
使う使わないが大学個々の意志っていうのもね
今の中2までがお試し期間というが試された方はたまったもんじゃない— Kuni_Yo net (@m9GuLV28D4nbAF4) 2019年10月25日
現役の学生や教師たちがこれほど強く批判の声を上げている中での #萩生田 大臣の「 #身の丈にあわせて 」発言。貧富の格差が進む中、その差を政治で埋めるのでなく、容認しようとしている。おかしい。
萩生田氏の「身の丈に合わせて」発言。立憲・枝野代表は責任追及の構え https://t.co/oBgMKg3xXU
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) 2019年10月26日
萩生田さん。あなたが文部科学大臣であることこそが「身の丈」に合っていないのです。
— 中島岳志 (@nakajima1975) 2019年10月26日
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