桜を見る会問題で野党が総理出席の集中審議を要請していましたが、これを与党側が拒否したことが分かりました。
自民党は12月2日の首相答弁で説明が果たされたとして、3日の理事懇談会で「集中審議には応じられない」と言及。
協議後の記者会見で自民党の森山国会対策委員長は、「長い間、議論してきており、ほぼ議論は出尽くしているのではないか。政府はすべての質問に答えており、それ以上のものはない」と述べ、議論は終わったと強調。
それに合わせる形で続々と自民党の重鎮たちも「安倍総理大臣は本会議でしっかりと野党の質問に一つ一つ答えた」「説明責任は果たしている」などと発言し、集中審議は必要ないとの認識を示しました。
臨時国会は今週で終わってしまうことから、ここで集中審議が出来なかった場合、そのまま今年の追及は止まってしまう可能性が高いです。残り時間も少ないだけに、安倍総理の説明を求める野党と、このまま幕引きを狙う与党で最後の駆け引きが続いています。
自民 二階幹事長「もう十分議論」
自民党の二階幹事長は記者会見で、「桜を見る会は、もう十分いろんなところで議論の対象になっている」と述べました。また、みずからと、いわゆる「オーナー商法」で多額の資金を集め経営破綻した「ジャパンライフ」の元会長との関わりについて、「全くない」と述べました。
自民 鈴木総務会長「総理は丁寧に答えた」
自民党の鈴木総務会長は記者会見で、「安倍総理大臣はきのう参議院本会議で丁寧に答えていたという印象を私は持っている。説明は果たされたと思う。納得したかどうかは、それぞれの受け止めしだいだ」と述べました。
本日12/3(火)「参議院」予算委員会理事懇が開催されました。
蓮舫予算委筆頭理事ぶら下がり要旨①蓮舫筆頭
「総理の出る予算委員会の集中審議は開けません」と正式に回答してきましたが、到底納得できません。総理が出てこなければ話せないことしかないにも関わらず、何故総理を出せないのかと、— 立憲民主党(りっけん)国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) 2019年12月3日
参院予算委員会で、シンクライアント方式のシステム経費が報告された。その額、何と
132億8400万円!!!
イニシャルコストと4年間のランニングコストの合計額桜を見る会招待者名簿は、削除しなくても永久保存できるはず。削除命令、記録についても曖昧。契約書と仕様書は未提出。
— 参議院議員森ゆうこ (@moriyukogiin) 2019年12月3日
参院予算委員会理事懇。与党は改めて総理出席の集中審議を拒否。規則に基づく開会要求を二度にわたり拒むのかと野党は批判。委員長から、総理なしの一般質疑をと提案があり、一旦休憩。再開後、なおも自民党は「明日まで待ってほしい」との回答。
会期末が迫るなか、時間稼ぎせず直ちに開会に応じよ。— 山添 拓 (@pioneertaku84) 2019年12月3日
本気でそう思っていますか?
政権は自信「逃げ切った」 #桜を見る会、幕引き図る(西日本新聞) – Yahoo!ニュース
政権は、野党が求める衆参の予算委員会の集中審議に応じず幕引きを図る構えで、自民党幹部は「うまく逃げ切った」。 https://t.co/XXdmHEkvXn
— 日本共産党⚙🌾 (@jcp_cc) 2019年12月3日
自民党幹部の「うまく逃げ切った」という表現が全てを物語っている。要するに安倍首相にとっては逃げなければならない問題であるという意味。頑なに予算委の集中審議を拒否するのも、何より安倍首相自身がやましい部分にしか心当たりがないから。ここが攻め所。https://t.co/uliUIWiM16
— 異邦人 (@Narodovlastiye) 2019年12月3日
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