福島第一原子力発電所の1号機でがれきの撤去を進めている東京電力は、放射性物質を含む粉じんが飛散するリスクを下げることなどを目的に、建屋全体を覆う高さが65メートルある大型カバーを設置することを決めました。
福島第一原発1号機 建屋全体覆う大型カバー設置へ #nhk_news https://t.co/k2yKJXU4Bm
— NHKニュース (@nhk_news) December 19, 2019
●管理人コメント
福島第一原発では排気筒の切断工事と核燃料の取り出し作業が同時並行で行われています。来年の予定だと1号機で核燃料の取り出し作業の下準備を行うとしており、今回のカバー設置も核燃料を取り出すために必要ながれき処理の飛散防止が最大の目的です。
実はしばらく前にも1号機には飛散防止用のパネルが設置されていましたが、そちらは必要な作業が終わったあとに解体されています。今度の建屋カバーは前回よりも大きくなる見通しで、大きさは高さ65メートル、縦65メートル、横50メートルです。
天井にはクレーンを設置し、そこからがれき処理などを行うとしています。
既に3号機や4号機の核燃料の取り出し作業で実績があるとは言え、これからが一番難しい段階に突入することになるため、今後の福島第一原発の作業は今まで以上に注目したいところです。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
いいね!しよう