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西日本新聞、アベノミクスの嘘を指摘!GDP算出方法の変更でかさ上げ!日米貿易協定の数字も水増し?


西日本新聞がアベノミクスの嘘を指摘する記事を掲載しました。

安倍首相は演説などで何度も「名目GDP(国内総生産)が1割以上成長し、過去最高となった」と宣伝していましたが、これについて西日本新聞は「うち30兆円程度は16年12月に算出方法を変えた影響によるものだからだ」と指摘。
名目GDPが急増したと言われている時期に、GDPの算出方法が変わっているとして、安倍首相の発言や名目GDPの増加は額面通りに受け取ることは出来ないとしています。

GDPの算出方法変更は2016年12月に行われ、今までGDP統計の対象外だった企業の研究開発費などもGDPに入れた結果、数十兆円規模の上昇となりました。2015年初期の名目GDPは500兆円程度でしたが、新基準に変更された後は532兆円に上昇しています。

また、今年に締結された日米貿易協定の経済効果も水増しされた可能性があるとして、「政府は10月に公表した試算で、協定発効で日本のGDPは約0・8%押し上げられると結論づけた。ただ、その前提としたのは交渉で先送りされた自動車関連関税の撤廃だった」と掲載していました。

西日本新聞の指摘はまさにその通りだと言え、安倍政権によるGDPのかさ上げ行為は経済専門家からも疑問の声が出ています。

しかも、GDPの数字をかさ上げした後も目標数値はそのままで、安倍首相が何度も達成したと繰り返している名目GDPの増加は数字上のお遊びだと言えるでしょう。少なくとも、実体経済としての増加率は1割も無いと推測され、多く見積もっても数%程度だと思われます。

 

アベノミクス指標に“仕掛け” GDP算出方法変更、不都合な試算拒む
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/572259/

 15年度当時の名目GDPは500兆円程度にとどまっていたが、その後に数値が急伸。直近の19年7~9月期は559兆円に達している。
ただ、この伸びは額面通りには受け取れない。うち30兆円程度は16年12月に算出方法を変えた影響によるものだからだ。国際基準に合わせたり、基準年を05年から11年に変えたりした結果、企業の研究開発費などが加わって全体を押し上げた。実際、新基準の15年度は532兆円となった。
内閣府はこうした経緯を公表しており「基準変更は国際基準に合わせる目的で、数字を押し上げる意図はない」と説明するが、政府目標は「600兆円」のままだ。実績の“かさ上げ”で目標が達成しやすくなっており、エコノミストからは「目標を上方修正すべきだ」といった批判の声も相次ぐ。

家計調査でわかった「消費増税」の悪影響…日本がいよいよヤバくなる
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69274

総務省が12月6日に発表した10月の家計調査によると、2人以上世帯の消費支出は1世帯あたり27万9671円で、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比5・1%減少した。さらに、内閣府が同日発表した同月の景気動向指数は、景気の現状を示す一致指数が前月比5・6ポイント下落したという。

おまけに、同日発表された11月上中旬分の貿易統計速報では、輸出金額は前年同月比の10・1%減、輸入金額は14・2%減となった。

 

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