ロシアで憲法改正の動きが本格化しています。
ロシアのプーチン大統領は憲法改正を目指すと表明し、今年4月にも具体的な改正案を発表すると言及。
改正案では議会の権限強化が主な内容となっており、首相や閣僚の任命をめぐる議会下院の権限を強化した上で、大統領の諮問機関だった「国家評議会」も憲法に明記するとしています。大統領の任期に関しても「連続2期まで」から「最大2期まで」に変更。
ロシアの権力体制を大幅に変えるような憲法改正だと言え、9月にも国民投票が実施される予定です。
基本的にはロシアの国家主権が強化される憲法改正であり、改憲が実現すれば、日露平和条約交渉などロシアの外交姿勢に大きな影響が出ることになると見られています。
一方で、プーチン大統領は現在の任期が切れる2024年以降は大統領にとどまらず、後継者に権力を移譲するとコメントしていました。ただ、後任に大統領を譲っても、憲法改正後の院政政治によってプーチン氏の影響力は色濃く残ることになりそうで、引き続き今の権力体制は維持されることになりそうです。
プーチン氏、24年退任示唆 大統領任期の制限支持
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54579450Z10C20A1FF8000/
【モスクワ=共同】ロシアのプーチン大統領は18日、憲法が規定する大統領任期の制限を支持すると表明、現在の任期が切れる2024年以降は大統領にとどまらず、後継者に権力を移譲する考えを示唆した。第2次大戦に参加した元兵士らとサンクトペテルブルクで会談した場で表明した。
プーチン氏は15日、大統領権限を含む国家の権力機構を見直す憲法改正を提案。現憲法の規定通り大統領を退任するか去就が注目されている。
ロシア内閣総辞職、プーチン氏は憲法改定を提案 院政の布石か
https://www.bbc.com/japanese/51130564
ロシアのウラジミール・プーチン大統領は15日の年次教書演説で、抜本的な憲法改定を提案した
ロシアのドミートリー・メドヴェージェフ首相は15日、内閣が総辞職すると発表した。この数時間前には、ウラジミール・プーチン大統領が議会の権限強化に向けた抜本的な憲法改定を提案しており、プーチン氏が2024年の任期満了後も権力を維持する狙いがあるとみられている。
ロシアの政局が動いた。
メドベージェフ内閣総辞職『プーチン大統領が政治機構改革での憲法改正や、貧困減少など新経済政策の実現を急ぐために政府を刷新』
プーチン氏の任期は2024年迄
『大統領を退いた後も実権を維持する《院政》への体制移行』と日経は分析している。 https://t.co/iSOh1mWu9S
— Chieko Nagayama (@RibbonChieko) January 15, 2020
プーチン氏は、議会の権限強化に向けた憲法改正を提案した(首相と閣僚の人事権を大統領から下院に移すとの内容)。プーチン氏が下院議長として、政府の人事権を握り、最高権力者の地位にとどまるシナリオが取りざたされている。日経から。https://t.co/cX4pCUDQSr
— 石川一敏 (@ik108) January 15, 2020
ロシアは約束を破る為に約束をする国。昔から知られている事実は、今度ロシアの憲法に明記。プーチンの改憲案:「国際法はロシア憲法に矛盾しない限り有効だ」と。つまりロシアが他国と結んだ条約は、後になってから「ロシア憲法に違反している」と言えば守らなくていいです。https://t.co/8z437RZGjD
— グレンコ アンドリー (@Gurenko_Andrii) January 15, 2020
ロシア内閣総辞職 プーチン大統領 2024年任期満了見据え布石か | NHKニュース https://t.co/CUiNeeTzFu
さらっと「憲法改正します」と言えるところがプーチン大統領の強み
おそらく、憲法改正は何の障害もなく行われるだろう
プーチン大統領はまだまだ権勢を維持しそうだ— 神河が征く わかるニュース解説 (@KK_NewsNetwork) January 16, 2020
なるほど〜。🇷🇺の憲法でプーチンさんは2024年で終わりだからその後どうするのかなと思ってたけど、憲法を変えてくるのか。🇨🇳と同じことすんのね、仲良しか!
でもどこかに権力が集まるとロクなことにならないのは歴史が物語ってるけど….🤔🤔ふむhttps://t.co/HcUVA9xTz0
— Okaki (@okaki_023) January 15, 2020
ロシアの改憲を巡る報道に接していると、権力の側からなされる改憲には、大凡、一層の権力強化を図る権力者側の目論見が潜んでいるという事実を再確認できます。
近現代的憲法は、主権者たる国民から国家に命ずべき社会契約ですので、義務者たる権力側が内容変更を訴えるのは本性的に倒錯なのです。 pic.twitter.com/5dAsyUrLZq
— Dollghters (@dollghters) January 19, 2020
【2/5ページ】や大統領府に近い人物の情報を引用、これらの人物らの話によると、メドベージェフ氏は(プーチン大統領の)憲法修正案に不満を示しました。同氏は以前から「副大統領職」の新設を提案しており、自らが同職に就任する計画を持っていたといいます。ただ、メドベージェフ氏の突然の退任劇 pic.twitter.com/IzJpsCq7bq
— 最新ロシア情勢・旧ソ連ニュース (@vsTdISLapmE8fTS) January 16, 2020
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