立憲民主党の山尾志桜里議員が緊急事態宣言の関連法案に反対票を投じ、党の方針に反対を表明しました。
山尾志桜里議員は国会の中で記者会見を行い、その中で「国会への事前承認が必要です」「事前報告だけではなく、私たちが主体となって事前の承認をやって、野党の議員も責任を負うという仕組みが権力を統制することになると思う」とコメント。
野党の数不足を理由にしていた党執行部についても、「承認があってもひっくり返せないというなら、私たち野党はほとんどの法案でひっくり返せることはない」と強く批判し、枝野幸男代表や安住淳国会対策委員長の目の前で熱弁を振るっていました。
山尾志桜里議員の反対表明に立憲民主党の支持者からも賛同の声が相次ぎ、ネット上でも野党の在り方を巡って激論が飛び交っています。
緊急事態宣言を可能とする新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正案は与党に加えて、立憲民主党や国民民主党などの賛成多数で3月12日午後に可決され、明日にも参議院で成立となる見通しです。
立憲民主党の山尾志桜里衆院議員は12日、同党などでつくる野党統一会派の会合で、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、首相による「緊急事態宣言」を可能とする改正案の採決で反対することを表明した。同日の衆院本会議で同党は賛成する方針で、山尾氏が造反を宣言した形だ。
コロナ特措法。代議士会で反対を表明してきました。
強大な私権制限に国会承認かけない「非立憲」法案。賛成ありきの国対政治に先祖返りした「非民主」的手続き。立憲民主党の議員として、「非民主」的手続きで賛成と決められた「非立憲」法案には反対です。https://t.co/N6ztolvb7y#コロナ特措法
— 山尾しおり (@ShioriYamao) 2020年3月12日
昨日の政府答弁。
特措法で、総理が民放に放送内容変更・差し替え可能。 pic.twitter.com/PKGTRnmuU6
— 山尾しおり (@ShioriYamao) 2020年3月12日
①昨日法務委質問で特措法に関する答弁。
「民放テレビ局も指定公共機関に指定可能。緊急事態宣言が出れば、総理は報道内容についても指示可能」政府が特定のテレビ番組に反論ツイートしてる現状を見つつ考えてほしい。せめて国会「承認」の賛否を通じて議員が責任負う仕組みにしないと。#特措法— 山尾しおり (@ShioriYamao) 2020年3月12日
①昨日法務委質問で特措法に関する答弁。
「民放テレビ局も指定公共機関に指定可能。緊急事態宣言が出れば、総理は報道内容についても指示可能」政府が特定のテレビ番組に反論ツイートしてる現状を見つつ考えてほしい。せめて国会「承認」の賛否を通じて議員が責任負う仕組みにしないと。#特措法— 山尾しおり (@ShioriYamao) 2020年3月12日
②承認があっても少数野党では結論をひっくり返せない?
ほとんどすべての法案審査だってそうだよ!
それでも怯まず議論して、必要あれば与党や世間を説得して、修正を迫って、どうしても無理なら最後は反対して、問題点を今と未来に残すのが野党議員の超重要な仕事じゃないの!? pic.twitter.com/eKbE8qsNDn— 山尾しおり (@ShioriYamao) 2020年3月12日
③国会報告で足りれば議員は楽。その時は賛否を曖昧にして、結果よければ「正しい判断だった!」、結果悪ければ「やるべきじゃなかった!」後付けで言えばいいんだから。
執行部の判断、残念です。私は「立憲主義の枠内と考える範囲で執行部の意見に沿う」という方針で採決に臨みます。
— 山尾しおり (@ShioriYamao) 2020年3月12日
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