新型コロナウイルスの影響で東京オリンピックの代表選手を決めるための大会は世界中で続々と中止や延期が決定され、このままだと代表選手が不在なまま東京オリンピックが開幕することになりそうです。
しかも、代表選手が決まらないだけではなく、東京オリンピックへの出場を見直す選手が増加。
この異例事態に日本オリンピック委員会(JOC)の山口香理事からも「アスリートが十分に練習できていない現状では延期すべきだ」というような延期論が浮上し、他にも複数の五輪関係者から同じような延期論の話が聞こえています。
JOCや日本政府は表向きには延期や中止を全面否定していますが、情勢的に東京オリンピック延期を検討している可能性はかなり高いです。
海外メディアだと日本以上に批判の声が強く、BBCやCNN、ニューヨーク・タイムズなどの大手メディアを含め、東京オリンピックの開催に疑問を投げ掛ける記事が多数掲載されています。
イタリアのオリンピック委員会で会長を務めたペトルッチ氏からも「この状況が4月まで続けば、五輪の話をするのはばかげている」と批判の声があるほどで、残された時間からも東京オリンピックの夏開催は不可能に近いと考えたほうが良いです。
流石に東京オリンピックの中止まで踏み込むかは不透明ですが、どちらにしても金融市場へのインパクトは凄まじいことになるでしょう。
The Olympics must be canceled or postponed
https://www.washingtonpost.com/
山口香JOC理事「東京オリンピック延期すべきだ」「十分練習できていない」
https://mainichi.jp/articles/20200320/k00/00m/050/074000c
日本オリンピック委員会(JOC)の理事で1988年ソウル五輪柔道女子銅メダリストの山口香氏(55)が20日、毎日新聞の取材に応じ、新型コロナウイルスの感染拡大で開催が懸念されている東京オリンピックについて、「アスリートが十分に練習できていない現状では延期すべきだ」と話した。
東京オリンピック開催にイタリアから批判 「大きな誤り」「命はもっと価値」
https://mainichi.jp/articles/20200320/k00/00m/050/114000c
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻なイタリアから、東京オリンピックへの厳しい指摘が相次いだ。同国オリンピック委員会の会長を長く務めたペトルッチ氏は通常開催が議論されることに「大きな誤りだ」と述べ、同国と欧州の水泳連盟で会長を兼務するバレリ氏も「この状況が4月まで続けば、五輪の話をするのはばかげてい…
オリンピックの強行は迷惑 英紙がIOCと日本政府を真っ向から批判
https://news.livedoor.com/article/detail/17988731/
イギリスの『デイリーメール』は3月19日(日本時間)の報道を通じて、国際オリンピック委員会(IOC)と日本の2020東京五輪強行の意志を真っ向から批判した。
同メディアは「日本の恥ずべきオリンピック(Japan’s Shame Games)」というタイトルで、新型コロナウイルス感染症で世界中が病んでいる現状で、IOCと日本が無理にオリンピック開催を推進する背景を説明し、指摘した。
ワシントンポストが社説で「東京五輪は中止か延期」と主張。世界中で選手たちが練習できず選考会が延期になり韓国ではフェンシング3選手が陽性反応。なのに金と名声のために現実認識を拒む日本はウイルス結集再拡散の温床になる。
The Olympics must be canceled or postponed https://t.co/Is9yHCEGGK— 北丸雄二 (@quitamarco) 2020年3月21日
冷静に考えると、多分、五輪中止して損切りするのが一番、コストがかからない。強行すると、リスク・コストの両面で高い代償を払うことになりそう。
東京五輪、封印解けた延期論 示されるべき判断材料とは:朝日新聞デジタル https://t.co/jKdVsqtohu
— 白石草 (@hamemen) 2020年3月20日
日本の外にいると、少なくともヨーロッパは五輪どころじゃないという雰囲気。というかそんなこと話題にもならない。
まるで家族全員が流感にかかっているのに、ディズニーランド行くって約束したじゃないかぁ😫とダダをこねる5歳児みたい… https://t.co/wxhLRK1vd8
— 東大マザリナード展楽屋裏口alias秘密倶楽部・マザリナードの友 (@Mazarinades_jp) 2020年3月17日
もし本当に東京五輪延期にでもなったら1940年と合わせて3回中2回が中止か延期ということになるし、前世紀には1923年と1945年の2回焼け野原になってるし、鬼門過ぎて東京はどれだけの業を背負えばこうなるのかと。もう延期したところに首都直下地震がぶつかってきても驚かないぞamazing city TOKYO。
— 後藤 隆昭 (@ryu_) 2020年3月16日
森さん、また出番ですよ。https://t.co/dATNoJsooq
— 室井佑月 (@YuzukiMuroi) 2020年3月21日
みずほ証券は、
①東京五輪が中止または延期
②米国経済が大きく減速
③日本の鉱工業生産が2008年金融危機時並みに3割減少
④1ドル=100円が継続
を前提とした場合、2020年度の東証1部企業の経常利益は前年比で21.5%落ち込むと予想。
この場合、日経平均株価のフェアバリューは15,000円〜16,000円。 pic.twitter.com/uMKzcx80Me— Ryuta Ichinose (@ryu_progressive) 2020年3月17日
東京五輪中止を一刻も早く決断し感染検査を徹底してコロナ蔓延の実態を把握することが国民の安全を守り国際的信頼を取り戻す第一歩だ。東京五輪に固執してコロナ隠蔽を続ける限り日本の信頼は日々失われていく。五輪スポンサーのマスコミは言い出せない。国民一人一人が声をあげるしかない。 https://t.co/OrIYMc9fHk
— 鮫島浩 (@SamejimaH) 2020年3月15日
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