東京都のPCR検査数が減っているせいで、陽性率が跳ね上がっています。東京都が公表している新型コロナウイルスの検査実施人数は4月3日をピークにして減少し、現在は1日あたり200~300人程度で推移。
安倍首相は国会で「PCR検査を拡大する」と宣言していましたが、実際には検査数が低迷しています。
更に問題となっているのは陽性率で、先月の時点では7%以下だった陽性率が、今月に入ってから急上昇しており、現在は30%~60%と高止まり状態が続いているのです。陽性率は検査して新型コロナウイルスと特定された人数の比率で、あのニューヨークですら高い値が20%程度でした。
東京都は感染の疑いが濃厚な人だけを検査しているから高くなっているとしていますが、逆に言えば、感染の有無が分からない「無症状感染者」などは放置状態になっているということです。
PCR検査数について、千葉大大学院の研究グループが興味深い調査資料を発表しました。
千葉大大学院によると、PCR検査数と国別の新型コロナウイルスの犠牲者数を調査した結果、PCR検査数が多い国では死亡率が低く、PCR検査が少ない国だと新型コロナウイルスの犠牲者が増えていたとのことです。
陽性率が7%未満の国は7%以上の国と比較して、死亡者数は10分の1から5分の1程度で、陽性率7%が重要な数字になると分析されています。
つまり、東京の陽性率はその5倍以上も軽くオーバーしているということになり、この状態が長引けば欧州のような死者が多発する状態になるということです。
検査した日と結果が判明した日にずれがあるなどするため、厚生労働省は正確な陽性率として公表していないが、全国の陽性者数を検査数で割った数値を公表しており、目安にはなる。四月二十一日までの累積で全国平均は10%だった。三月二十一日までは5%で、上昇傾向といえる。
一方、国内で最多の感染者を抱える東京都で計算すると、高率になる恐れが判明した。曜日ごとの増減を平準化するため、一週間ごとに足し上げた陽性者数を一週間の検査数で割ったところ、二月から三月中ごろまでは0~7%。しかし三月十五日からの週は16%、二十二日からの週は32%と上昇した。四月十二~十八日は63%になった。
PCR検査多い国はコロナ死亡率減 千葉大がデータ分析
https://www.asahi.com/articles/ASN4V7WZCN4QUDCB00B.html
十分なPCR検査をしている国ほど新型コロナウイルスによる死亡率は低くなる――。千葉大大学院の研究グループは、こんな解析結果を発表した。ポイントになるのは検査数に占める患者数の割合を示す「陽性率」。7%を超えると死亡者が増えるという。
研究の中心になったのは、同大学院薬学研究院の樋坂章博教授(臨床薬理学)。PCR検査での感染拡大防止の効果を客観的に示すため、世界49カ国・地域の検査数、陽性者数、死亡者数のデータを入手し、分析した。
PCR検査数が少な過ぎて有り得ない数値に。なんと東京では1週間の陽性比率が63%。
これが37.5度で4日間我慢させた実態だ。世界的な異常事態。陽性者数を一週間の検査数で割ったところ、四月十二〜十八日は63%になった。陽性率、都内で急上昇 https://t.co/VluhxyOSHd
— 清水 潔 (@NOSUKE0607) 2020年4月27日
土日の検査数が少なくて減っていたんだから、まあ、こうなるよね。
大阪府は、陽性判定患者数と一緒に陽性率を発表しているらしいのに、東京は何故できないんだろうね。
(発生届けが手書きだから、検査件数届けも手書き&FAXな予感) https://t.co/yNfGjcSrDV— 魔女みならい@自宅警備 (@witch_kazumin) 2020年4月28日
新型コロナ、ゴールデンウィーク中の検査はどうなるの?
東京都の検査数を見ると、公共機関の検査より、民間(保険適用)の検査の方が2倍多い。日・月の感染者数が少ないのは、民間病院が土・日休みだから。
GW中、民間検査が出来ないとなると、大変なことに・・https://t.co/evRPzYHV6h— 横浜・鎌倉・写真散歩 (@Nori_suke55) 2020年4月28日
東京都 新たに112人の感染確認 再び100人超に 新型コロナ | NHKニュースhttps://t.co/XPYj5vD6MB
だから月曜は検査数が増えるからだろ もう少し長いスパンで様子見ないと— 🌊ああちゃん🌷 (@oosanshow) 2020年4月28日
ありえないありえないありえない。
4/27 東京都の感染者数39人だと?んなわけないでしょ‼️
4/17時点で東京都医師会が、入院先見つからないからPCR検査断ってるって明言してる‼️
更にどうにもならなくなって検査数減らしただけ‼️ pic.twitter.com/JjETIL0tXq
— こりんとう07 (@sx_cjp) 2020年4月27日
東京都のPCR陽性数/検査数と陽性率
2/23~29 8/304 2.63%
3/01~07 27/446 6.05%
3/15~21 49/303 16.17%
3/22~28 226/700 32.28%
3/29~04 527/1765 29.85%
4/05~11 1013/226444.74%
4/12~18 1074/1693 63.43%pic.twitter.com/tN049SalgQ— 前田弘幸 (@fxi9ttSrGrL5Hnx) 2020年4月23日
東京都のPCR検査数、4月に入ってから減少傾向。理由は色々あるだろうけど、一番は医療キャパの都合か。今のところ問題とは思わないけど、PCR検査対象者以外で死亡者が増えてくると、検査対象者のふるいかけが厳しいという論調が強くなる。 pic.twitter.com/DuqYFzyyJR
— なんちゃら戦士が現れた (@hirosness) 2020年4月28日
いいね!しよう