安倍晋三首相が国会でルイ14世とルイ16世を間違って答弁する場面がありました。
5月22日の衆議院厚生労働委員会で共産党の宮本徹議員が検察官らの意見書を読み上げ、その中に書いてあった「フランスの絶対王政に君臨したルイ14世を彷彿(ほうふつ)とさせる」と指摘したところ、安倍首相は「ルイ16世と同じとまで言われるとですね、多く人は違うのではないかと思うと思います」「選挙において決められたわけで、共産党はわかりませんが」と発言。
国会答弁の残り時間が迫っていたことから、このやり取りは即座に終了となりましたが、答弁を聴いた視聴者からは驚きの声が相次いでいました。
ルイ14世はフランスで絶対王政を確立した人物で、安倍首相が思わず言ってしまったルイ16世はフランス革命で殺害された人物となっています。
歴史的にもかなり境遇が異なる人物だと言え、これを間違えてしまうのは教養的な面で不安を感じるところです。
【意見書全文】首相は「朕は国家」のルイ14世を彷彿
https://www.asahi.com/articles/ASN5H4RTHN5HUTIL027.html
本年2月13日衆議院本会議で、安倍総理大臣は「検察官にも国家公務員法の適用があると従来の解釈を変更することにした」旨述べた。これは、本来国会の権限である法律改正の手続きを経ずに内閣による解釈だけで法律の解釈運用を変更したという宣言であって、フランスの絶対王制を確立し君臨したルイ14世の言葉として伝えられる「朕(ちん)は国家である」との中世の亡霊のような言葉を彷彿(ほうふつ)とさせるような姿勢であり、近代国家の基本理念である三権分立主義の否定にもつながりかねない危険性を含んでいる。
フランス革命で処刑されたルイ16世か・・・
もしかしてビビってないよね? https://t.co/4UCJqzDLqS
— 渡子(女性ではございません) (@tonokondo) 2020年5月22日
衆院厚労委。宮本徹議員が元検事総長らの検察庁法改正への反対意見書(https://t.co/EYpfo889dF)を読上げ。「ルイ14世の言葉として伝えられる『朕は国家』との…言葉を彷彿とさせる…」。
安倍さん「ルイ16世と同じとまで言われるとですね~」。
反対意見書を読んでなさげ…。というか、読む力ないか… pic.twitter.com/StXDEL2WCg— YAF (@yagainstfascism) 2020年5月22日
①質問は、朕は国家の「ルイ14世」を彷彿させる
↓
②安倍晋三の手にかかると、ルイ16世に変容
「ルイ16世と同じ、とまで言われるとですね~」になる pic.twitter.com/DjKuRgNDGx— 夏 (@xzjps) 2020年5月22日
#安倍はやめろ
真面目な話、ルイ14世とルイ16世を区別出来ない首相って、、、
おかしい。常識はずれも甚だししい。— sei0118 (@sei01182) 2020年5月22日
ルイ16世はフランス革命で死刑。
安倍晋三さんが、死刑にはなりたくない。
ということでの答弁なら理解。
でも、反対意見書を読んでいないだろうし、ルイ16世と言えただけでもよし。#検察に安倍晋三に対する捜査を求めます https://t.co/eAcQuSt9Wl— 主権の存する日本国民の一人 (@3Z09m6WDiNy3RU2) 2020年5月22日
ルイ16世は三部会も開いたし、むしろ近代国家への橋渡し役を果たしたと見ても良いかもだが、日本の醜態の常態化と連続は近代以前と思わせることばかり。
— Teddy Tokita (@buchikoneko) 2020年5月22日
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