れいわ新選組の山本太郎代表が都知事選への出馬を表明したことで、ネット上では野党の支持者らが激しい論争を繰り広げています。
野党陣営で問題視されているのは票の分裂です。立憲民主党や共産党が弁護士の宇都宮健児氏を支援していることから、山本太郎氏と票が割れて、都知事選で敗北することを懸念する声が相次いでいます。
ただ、仮に野党陣営が候補者の一本化に成功したとしても小池百合子氏に勝つことはほぼ不可能です。前回の都知事選では小池百合子氏が291万票を獲得し、2番手は自民党の増田寛也氏で179万票、3番手に野党統一候補の鳥越俊太郎氏が134万票で並んでいました。
宇都宮健児氏が前の都知事選で取った票数が100万票ほどだったことから、この結果から見ても200万票を超える可能性は限りなくゼロに等しいです。
しかも、新型コロナウイルスという有事で都知事を安易に変える路線には都民からも反発も根強く、安倍首相と比べてマシとして、小池百合子氏の評価もかなり高い状態となっています。
東京都では石原慎太郎氏を始めとするメチャクチャだった都政時代の経験もあり、小池百合子氏は歴代の都知事の中でも良い方の部類として評価が高いです。外野で適当なことを言って批判している人も居ますが、地元民の支持は盤石だと言えるでしょう。
だからこそ、野党陣営で山本太郎氏が出馬しても大勢に影響はなく、元から野党は票が割れていなくても負けていました。
これは自民党も同じであり、それ程までに小池百合子氏は圧倒的だと認識するべきです。
山本太郎氏の出馬は評価するべきで、出馬そのものを否定するのは民主主義の否定にも繋がります。一部のネット論調はおかしく、熱くなってワーワー騒ぐ前に、現実を冷静に分析して欲しいところです。
前回の都知事選
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