新型コロナウイルスをうがい薬で予防するとの誤った情報が広がっているとして、専門家から否定のコメントが出ています。
WHO(世界保健機関)は「うがい薬で新型コロナウイルスの感染予防になりますか?」というようなタイトルでQ&Aを公開し、その中で「いいえ。うがい薬の使用で新型コロナウイルスの感染を予防できるという科学的根拠はありません」と言及。
うがい薬の一部成分に関しては現在進行系で研究調査をしているとして、今の段階で新型コロナウイルスの感予防効果は確認されていないとしています。
これは大阪の吉村知事がうがい薬の使用を推奨したからで、吉村知事の記者会見後に専門家からは「うがい薬で防御力が落ちる可能性がある」というようなコメントも出ており、うがい薬を推奨した吉村知事に批判の声が殺到していました。
政府も「今後の研究・検証を注視していく」と発言した程度で、うがい薬の推奨については具体的な言及を避けています。
一連のうがい薬騒動で吉村知事の無能さが際立ったと言え、彼のような無能知事を支持している住民は将来がやや心配になると言えるでしょう。
殺菌効果のあるうがい薬でうがいをすると、新型コロナウイルスが減ったとする研究結果を大阪府が発表したことについて、菅官房長官は、今後行われる予定の重症化の予防効果を検証するための研究を、注視していく考えを示しました。一方、専門家は「もともと口の中にいる細菌を根こそぎ絶やしてしまい、かえって防御力が落ちてしまう可能性もあるのではないか」と指摘しました。
#うがい薬 で #うがい をすると、#新型コロナウイルス の感染予防になりますか。
いいえ。うがい薬の使用で新型コロナウイルスの感染を予防できるという科学的根拠はありません。#COVID19 #Mythbusters #新型肺炎 pic.twitter.com/9M0YJ0WsZb
— WHO Kobe Centre (@WHOKobe) August 5, 2020
今回取り上げていただいたうがい薬に関するインフォグラフィックは、うがい薬でうがいをすることでCOVID19から完全に身を守ることはできない、ということを強調しています。
— WHO Kobe Centre (@WHOKobe) August 5, 2020
ポピドンヨードやうがい、鼻洗浄が咽頭のウイルスをどの程度減らすか、という科学的事実についてはまだ結論は出ておらず、現在臨床試験が進行中です。
進行中の研究の例:https://t.co/Jl9fCEot3J— WHO Kobe Centre (@WHOKobe) August 5, 2020
いいね!しよう