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【終戦75年】太平洋戦争とコロナ対応、同じ過ちを繰り返す日本政府 精神論と楽観論のゴリ押しで再び敗戦か


*太平洋戦争
本日で太平洋戦争の終戦から75年となりました。

太平洋戦争は1941年(昭和16年)12月8日に開戦し、それから最初の半年は入念な下準備や優れた日本軍部隊の活躍もあって、一気にインドネシアやフィリピンなど太平洋の西側を制圧。
しかしながら、1942年6月に行われたミッドウェー海戦で主力空母を失ってから日本の進行は止まり、その後は各地で玉砕や撤退を繰り返して、1945年8月15日に敗戦を表明することになりました。

この戦争と新型コロナウイルス対応には奇妙な類似点が見られ、最初に優秀な現場の活躍によって新型コロナウイルスの拡大を封じ込めた点、その後に楽観視して第二波が到来した経緯なんかは見事に太平洋戦争と流れが同じです。
政府が精神論や国民の民度に期待して政策を決めている点も同じだと言え、このままだと1年後くらいに日本はコロナに負けることになるかもしれません。

ただし、コロナは国とは違って負けを認めることはないので、国が白旗を掲げても国民がドンドン蝕まれて消えていくことになります。

日本という国にとって致命的なのは政府が合理的な政策や思考よりも感情論を優先することがあることで、現在進行系の東京オリンピック開催やGoToトラベルキャンペーンはその典型例です。
東京オリンピック単体で見ても学徒動員を彷彿とさせるボランティア問題や猛暑対策などが山積していましたが、今日まで有効な対策案は出ませんでした。

太平洋戦争においても途中で何度か日本が降伏するタイミングや重要な判断を下すターニングポイントはありましたが、沖縄決戦や原爆投下まで粘り続け、壊滅してから負けを認めることになります。

新型コロナウイルスの初動対応が良かったのは、国民の積極的な協力や優秀な医療現場のお陰であり、日本政府のコロナ対応が良かったわけでは無いです。
この点を勘違いしたまま日本政府がコロナを軽視して規制緩和に突き進んでいるのが現状で、秋や冬にもっと大きな第二波が来たら、それこそ目も当てられない事態になるでしょう。

 

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