IOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長が東京オリンピックの開催について、新型コロナウイルスの感染拡大防止策と安全な環境の確保が条件であると言及しました。
これはCBCニュースなど世界各国のメディアがバッハ会長の発言として報道した情報です。
9月9日にIOCのオンライン理事会が行われ、その中でバッハ会長は「開催の条件は全ての関係者が安全な環境で競技活動を行えることだ」と述べ、新型コロナウイルスの収束や対策強化が前提にあるとコメント。
今後数週間で重要な協議を複数回行うと発言し、早ければ来月にも何らかの指針を示すとしていました。
2021年度に延期された東京オリンピックの開催を巡っては、9月7日にジョン・コーツ副会長がAFPのインタビューで「大会は新型ウイルスに関係なく行われ、来年の7月23日に開幕する」などとコメントしています。
バッハ会長の発言とは異なる認識であると言え、現時点でIOC内部の意見が割れていることを示しているのかもしれません。
ただ、世界各国では選手団が東京オリンピックを欠席する動きもあり、予定通りに東京オリンピックが2021年からスタートするとは考え難いのが実情です。
東京五輪は「新型コロナに関係なく開催」 IOC副会長
https://www.afpbb.com/articles/-/3303272
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