*外務省
日本とイギリスが新たな自由貿易協定の締結で大筋合意しました。
この貿易協定はEU(ヨーロッパ連合)から離脱した後のイギリスと結ばれる新たな経済連携協定で、EUとの優遇関税とほぼ同じ内容で一致。
イギリス側は農作物関連で日本に自由化を求め、日本側が鉄道や自動車などの分野で一部優遇してもらうことを条件に協定案がまとまったと報じられています。
日英の新たな自由貿易協定は2021年1月1日から発行となる予定です。
ただ、肝心のイギリスがEU離脱協定(ブレグジット協定)の内容変更を検討したことで大荒れとなり、EU離脱が予定通りに出来るのか怪しくなってきています。
現在のジョンソン政権は北アイルランドでの関税や通商のルールに追加の変更を行うとしていますが、この改正内容がEU離脱の合意内容に反していると指摘を受けているのです。
EUとの通商協定の交渉期限は年末で、残り時間は3ヶ月程度しかありません。
イギリスが単一の独立国として活動するにはEU離脱協定をまとめる必要があり、EU離脱問題の行方によっては日英貿易協定にも影響が出そうです。
EU=ヨーロッパ連合から離脱したイギリスとの新たな経済連携協定をめぐる交渉は、11日、茂木外務大臣とトラス国際貿易相による閣僚協議が行われ、大筋合意に達しました。
英政府、ブレグジット協定を変更の方針 国際法違反の可能性と閣僚が答弁
https://www.bbc.com/japanese/54082434
イギリスのジョンソン政権は欧州連合(EU)と昨年合意した離脱協定の一部を変更する方針を示している。これについて閣僚の1人が下院で8日、そうすれば「限定的な形」で「国際法に違反」する可能性があると認めた。
📢 BREAKING: the UK has just agreed its first trade deal as an independent trading nation 🇬🇧 🇯🇵
Our deal with Japan creates new opportunities for UK businesses that go far beyond the EU-Japan deal.
Here are 10 benefits:
1/11 pic.twitter.com/uwZHFkNyUV
— Department for International Trade (@tradegovuk) September 11, 2020
日英貿易協定、大筋合意へ 来年1月発効目指す https://t.co/MyaX3tRXrz
日英間の貿易は現在、日欧EPAの低関税などの規定が適用されている。今年1月の英国のEU離脱に伴う経過措置が年末で終了すると、年明け以降は関税が上がる恐れがあった
新協定により日本企業への大きな悪影響は回避できる見込み
— 産経ニュース (@Sankei_news) September 11, 2020
土壇場で少しもたつきましたが大筋合意です。EU離脱後初の新通商協定合意となる英政府は「historic free trade agreement」と自賛しています。#UK #日英FTA https://t.co/3Bt3iHa9ve
— 中島裕介(NIKKEI) (@ynakajima_nk) September 11, 2020
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