*官邸
政策提言を行う政府機関「日本学術会議」の会員候補について、菅政権が一部の推薦人を任命しなかったことが分かりました。
赤旗の記事によると、安保法制や共謀罪法案を批判した数人が首相の任命名簿から外され、少なくとも6人の専門家らが菅首相に任命されたなかったとのことです。
菅首相が任命しなかった6人はいずれも政府政策を批判したことがあり、過去の批判から菅首相が任命を除外したと見られています。
日本学術会議は日本の科学者や専門家を代表する機関で、政府から独立した立場で様々な政策提言を行っていました。
首相が推薦人の任命を拒否したことは過去に一度も無く、日本学術会議法の第7条では「会員は、第17条の規定による推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する」と定められています。
安倍政権でも行われなかった行為に野党からは批判が強まり、菅政権の姿勢を追及する声が相次いでいました。
日 本 学 術 会 議 会 員 名 簿
http://www.scj.go.jp/ja/scj/member/pdf/25n_kaiin_meibo.pdf
政府、学術会議の推薦人事見送り
https://jp.reuters.com/article/idJP2020100101001254
加藤勝信官房長官は1日の記者会見で、学術の立場から政策を提言する政府機関「日本学術会議」が推薦した新会員候補の一部を菅義偉首相が任命を見送ったと明らかにした。現在の制度になった2004年度以降、推薦候補が任命されなかったのは初めて。
菅首相、学術会議人事に介入 推薦候補を任命せず 安保法批判者ら数人
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-10-01/2020100101_01_1.html
1日から任期が始まる日本学術会議の新会員について、同会議が推薦した会員候補のうち数人を菅義偉首相が任命しなかったことが30日、本紙の取材で分かりました。推薦者が任命されなかったのは過去に例がありません。任命されなかった科学者のなかには安保法制や共謀罪を批判してきた人も含まれています。新政権誕生後、菅首相による恣意(しい)的な人事が明らかになったのは初めてで、学問の自由に介入する首相の姿勢が問われます。(取材班)
今日の「赤旗」が1面トップでスクープ。日本学術会議の新会員について、同会議が推薦した会員候補のうち、数人を菅首相が任命しなかった。安保法制や共謀罪を批判してきた人が含まれる。推薦者が任命されなかったケースは過去にない。学術会議の自主性、学問の自由への乱暴な介入は許されない。 pic.twitter.com/JovuG1UmEy
— 志位和夫 (@shiikazuo) September 30, 2020
菅総理の任命拒否6人のうち、小沢隆一教授・憲法学、岡田正則教授・行政学、松宮孝明教授・刑法学の御名前がある。
安保法制、辺野古基地問題、共謀罪を批判した方々だ。
めちゃくちゃにもほどがある。
日本学術会議は御用機関になり、日本に科学者はいなくなってしまう。https://t.co/rpbtIZBaIv
— 小西ひろゆき (参議院議員) (@konishihiroyuki) October 1, 2020
学術会議推薦、新会員6名が菅首相に任命されず。加藤官房長官は「これまでの対応の姿勢に変わりはない」「政府側が責任を持って(人事を)行うのは当然だ」と言うが、過去に例のない人事介入について具体的説明はなく学問の自由への認識も欠ける。
「当然」では済まされない。https://t.co/YoUd5vrrxX— 山添 拓 (@pioneertaku84) October 1, 2020
丹羽総理府総務長官(当時)「内閣総理大臣による(学術会議)会員の任命行為というものはあくまでも形式的なものでございまして、会員の任命に当たりましては、(中略)推薦された者をそのまま会員として任命するということにしております」
菅義偉首相は政府の立場でもアウト。https://t.co/wMDsE2IkoX
— 異邦人 (@Narodovlastiye) October 1, 2020
日本学術会議法の第7条で「会員は、第17条の規定による推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する」とされており、確かに任命権者は総理だが、任命は同会議の「推薦」に基づかねばならない。
推薦された人を任命しないなら、それなりの理由が必要であり(例:重大な不祥事等)、総理に説明責任が生じる。 https://t.co/9AshET1fXJ— Shin Hori (@ShinHori1) October 1, 2020
「これまでは、推薦された人をそのまま認めていたが、今回は、そうではなかったという結果の違いであり、対応してきた姿勢が変わるものではない」、恥ずかしい詭弁。なぜ、一部の人を推薦しなかったのか、国民に説明できないようなことをしているから、こんな説明になる。 https://t.co/A4umiLuWke
— 宮本徹 (@miyamototooru) October 1, 2020
菅首相が強権を発動しました。日本学術会議の会員(210人)の半数が10月1日から新会員として任期がはじまります。安保法制や共謀罪法案を批判した数人が首相の任命名簿から外されました。事務局が政府に問い合わせると「間違いではない。理由はノーコメント」。会議の推薦者が外されるのは初めてです。 pic.twitter.com/fTVuw8ygK9
— 有田芳生 (@aritayoshifu) September 30, 2020
菅首相が学術会議の推薦した会員候補者を任命しなかったのは、憲法が保障する学問の自由を踏みにじる行為だ。日本会議会議法にも反する行為だ。糾弾されるべき行為だ。国民はこの行為の問題性をはっきり認識するべきだ。メディアはしっかり追及するべきだ。なぜ任命を拒否したのか、菅首相は説明せよ。
— 前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民) (@brahmslover) October 1, 2020
菅さんが独裁を始めたね。政治的に独立している日本学術会議の人事に介入したんだ。同会議が推薦する会員候補のうち数人を任命しないという形でね。その中には安保法制や共謀罪を批判してきた人が含まれ、これだけで任命しない理由が分かるよね。「気に入らない者は飛ばす」が早くも発揮されたわけだ。
— 立川談四楼 (@Dgoutokuji) October 1, 2020
#日本学術会議 の会員は、学術会議からの推薦名簿に基づき総理大臣が任命することになっています。ところが数名の被推薦者に対して菅政権側が任命拒否の意を示しているようです。推薦に基づく任命は憲法23条が定める学問の自由を守るための法慣行であり、任命拒否は日本国憲法秩序の破壊行為となります
— 石原 俊/Shun Ishihara (@ishihara_shun) September 30, 2020
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