*論文
京都府立医科大学の研究グループが新型コロナウイルスに関する新たな調査結果を報告しました。
調査報告を行ったのは廣瀬亮平助教や内藤裕二准教授、伊藤義人教授らの研究グループで、人の皮膚に付着した新型コロナウイルスの生存時間を調査したところ、インフルエンザの5倍に匹敵する長期生存期間を確認。
発表された論文には「新型コロナウイルスは皮膚表面上で9時間程度生存し、1.8時間程度で不活化されるインフルエンザウイルスに比して大幅に生存時間が長くなった」と書いてあり、ステンレススチールやポリスチレンの表面よりは短いとした上で、新型コロナウイルスはインフルエンザよりも感染力が長時間に渡って持続するとまとめていました。
オーストラリアの連邦科学産業研究機構(CSIRO)が先週に報告した調査結果でも「プラスチック製の紙幣や液晶画面だと新型コロナウイルスは4週間(28日間)ほど生存する」となっていたことから、新型コロナウイルスの生存時間は従来のウイルスと比べて非常に長いことが分かります。
外出などで人や物に触れる機会が多い時は注意が必要で、研究チームは濃度80%のエタノールで新型コロナウイルスはほぼ居なくなったとして、消毒や手洗いを徹底することが感染拡大の予防に繋がると言及していました。
【論文掲載】ヒトの皮膚上に存在する新型コロナウイルスの生存期間を解明
https://www.kpu-m.ac.jp/doc/news/2020/20201005.html
新型コロナ、スマホや紙幣で最大4週間生存!「気温低下で活発化」と連邦科学産業研究機構
https://johosokuhou.com/2020/10/15/38431/
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