東京都調布市の道路が陥没した問題で、東京外郭環状道路のトンネル工事を行っているNEXCO東日本が計画地図を発表しました。
計画地図を見てみると、事故が発生した調布市は全体の極一部に過ぎず、世田谷区や三鷹市、武蔵野市、杉並区、練馬区などの広い範囲がトンネル工事の対象となっていることが判明。
外郭環状道路は約85キロもある超巨大な地下トンネル道路で、都心から約15キロメートルを環状に繋いでいます。
都心の交通渋滞を解消するために国が旗振り役となって作られた一大事業ですが、今回の陥没事故を受けて工事は一時中断が決定しました。
現在はトンネル工事の専門家らを集めた検討委員会で原因を調査しており、専門家からは「今の段階で原因は断定できないが、(工事との)因果関係はないとは言い切れない」というような声も飛び出てきています。
前々から共産党からも地下工事の危険性が指摘されていただけに、この検討委員会で工事との関係が証明された場合、トンネル工事全般に大きな影響が出ることになりそうです。
外環道検討委員会 中間まとめ
https://www.ktr.mlit.go.jp/gaikan/pi_kouhou/pdf/250426_.pdf
東京・調布の道路陥没、外環道トンネル工事と「因果関係ないとは言い切れない」東日本高速が検討委
https://www.tokyo-np.co.jp/article/62881
東京外かく環状道路(東京外環道)のトンネル工事のルート上にある東京都調布市の市道が陥没した問題で、工事を実施する東日本高速道路(NEXCO東日本)は19日、原因を調査するため、トンネル工事の専門家らを集めた検討委員会を開いた。専門家は「今の段階で原因は断定できないが、(工事との)因果関係はないとは言い切れない」と指摘した。
同社によると、陥没は掘削機(シールドマシン)が掘り進むルートの真上で発生。トンネル内にひび割れや漏水はなかったという。すでに陥没部分は埋め立てが完了し、近隣住民のみ通行できるという。
東京都調布市の東京外郭環状道路(外環道)のトンネル工事現場上で住宅街の道路が陥没。原因判明まで工事を中断します。陥没は地表部分で縦約5メートル、横約3メートル、深さ約5メートル。https://t.co/3W8wHHcM9p
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) October 19, 2020
本日(10/19)、東京都の小池知事に対して外環計画直上の住宅街陥没事故について申し入れを行なってきました。
東京外環トンネル施工等検討委員会の他、第三者機関の設置も要望!!!日本共産党東京都議会議員団 https://t.co/4b3aduipof
— 原田あきら(日本共産党都議会議員/杉並) (@harada_akira) October 19, 2020
昨日、調布市で市道が陥没したとの連絡を受け現場に駆けつけました。原因は調査中ですが、国の事業として地下40mを掘り進む外郭環状道路の上部にあたるため関係性も調べられています。今日になって山花衆議院議員の調布の事務所に国土交通省の担当者を呼んで状況を聴きとりました。 pic.twitter.com/z3HITP2mCM
— 中村ひろし東京都議会議員 (三鷹市) (@Nakamura_Mitaka) October 19, 2020
東京外郭環状道路(外環道)のトンネル 東名の喜多見あたりから野川の下に潜る様な感じなんだ
それで東名JCT→大泉JCT 12分かhttps://t.co/SpVvRZj3Or pic.twitter.com/pbB4jBqRku— くまたま (@kuma_tama) October 19, 2020
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