新型コロナウイルス、政治、経済、地震、放射能、災害などを中心に様々な情報を提供しているサイトです!

【朗報】生活保護減額に違法判決!政府の基準判断に問題と指摘 生活保護削減に歯止め期待 大阪地裁


生活保護の基準額を引き下げた政府判断について、大阪地方裁判所が違法との判決を下しました。

朝日新聞の記事によると、大阪地方裁判所は政府が引き下げの根拠とした物価下落のデフレ調整(4・78%減額)に過誤、欠落があるとして、厚生労働相の判断過程に裁量権を逸脱した問題があったと指摘。
受給者に対する減額決定を取り消す判決を言い渡し、2013年に政府が行なった減額対応を全面的に否定しました。
生活保護基準は他の制度の指標にもなっていることから、今回の決定が確定となれば、国の政策に大きな影響を与えることになると見られています。

元々、物価変動を理由にして政府が生活保護費の減額に踏み切った背景があるため、この物価変動を理由にした削減に裁判所が疑問を投げ掛けたのはかなり重い意味合いがあると言えるでしょう。

一方で、菅政権は生活保護などの増額などには否定的で、安倍政権から続いている生活保護の抑制路線を維持してます。直ちに政府の政策として生活保護の増額になる可能性は低く、生活保護の適正な基準を巡る訴訟は長引くことになりそうです。

 

「涙が止まらない」原告団に歓声 生活保護費減額「違法」判決
https://news.yahoo.co.jp/articles/1dbb8304fb54c207d2c14b7cb03f9d584bf69cf2 

「涙が止まらない」。生活保護基準を引き下げた国の判断を違法とした22日の大阪地裁判決。食費や電気代を抑えるなどして、ぎりぎりの生活を続けてきた原告の生活受給者らは「画期的な判決だ」と喜び合った。新型コロナウイルスの感染拡大で公的支援が必要な人は増えており、保護基準の見直しを求める声も上がった。

生活保護費の減額決定、取り消す判決 大阪地裁
https://www.asahi.com/articles/ASP2Q52C0P2KPTIL02H.html

国が2013年に実施した生活保護基準額の引き下げは生存権を保障した憲法25条に反するなどとして、大阪府の受給者ら約40人が、生活保護費を減額した決定の取り消しなどを求めた訴訟の判決が22日、大阪地裁であった。森鍵一(もりかぎはじめ)裁判長は、厚生労働相の判断の過程について「過誤、欠落がある」として裁量権の逸脱を認定し、受給者に対する減額決定を取り消す判決を言い渡した。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
\  SNSでみんなに教えよう! /
\  情報速報ドットコムの最新記事が届きます! /
情報速報ドットコムの最新記事が届きます!