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新型コロナ変異株、E484Kが国内で独自発生した可能性 免疫避ける特殊変異でワクチン効果に疑念 慶応大の分析調査


*新型コロナウイルス
新型コロナウイルスの変異株について、慶応大の調査チームが日本独自の変異株が発生していると指摘しました。

朝日新聞の記事によると、慶応大の小崎健次郎教授らの研究チームが国立感染症研究所の登録した新型コロナウイルスの遺伝情報などを分析したところ、「E484K」という変異で、これまでに南アフリカやブラジル、日本で報告されたタイプと異なる種類が流行していることを確認したとのことです。

E484Kの変異ウイルスは海外から流入したのとは別に、国内で以前から広まっていたウイルスが独自変異したタイプがあるとして、2系統の拡大ルートがあったとまとめています。

この変異株が本格的に報告されたのは昨年の7月以降で、国立感染症研究所も2021年2月の報告書で「E484Kの拡大傾向が見られる」と言及していました。

E484Kは免疫の中和抗体に反応し難く、その特定からワクチンなどの効果も少ないのではないかと言われています。それだけにE484Kの感染状況は非常に重要であり、このまま国内に広がるとすれば、ワクチン計画にも深刻な影響を及ぼすことになりそうです。

 

免疫避けるウイルス、国内で変異の可能性 慶応大が分析
https://www.asahi.com/articles/ASP347F2NP34PLZU001.html

ワクチンが効きにくい恐れがある新型コロナの変異ウイルスが、国内からも発生していた可能性があることが、慶応大の研究チームの分析でわかった。この変異ウイルスはこれまで、海外から流入したとみられていた。
このウイルスは、たんぱく質の一部が変わった「E484K」という変異を持つ。新型コロナに感染したり、ワクチンを打ったりすると免疫ができるが、この変異があると、免疫が十分効かなくなる可能性が指摘されている。この変異は南アフリカやブラジルで発見され、その後日本でも見つかっていた。

新型コロナウイルスSARS-CoV-2 Spikeタンパク質 E484K変異を有するB.1.1.316系統の国内流入(2021年2月2日現在)https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2488-idsc/iasr-news/10188-493p02.html

特にアミノ酸484番目のグルタミン酸(E)はRBDのACE2結合に重要であり、かつ中和抗体の中心エピトープに配置されるアミノ酸残基である。グルタミン酸(E)は陰性荷電を示す酸性極性側鎖アミノ酸である一方、リジン(K)は陽性荷電を示す塩基性アミノ酸に分類される。つまり、E484K変異は磁石のNS極を逆転させるような極性を反転させる際立った変異であり着目に値する。このE484K単独でワクチンは無効化されないが、少なからず効果が減弱する可能性が指摘されている7-9)。

 

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