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東京オリンピック・パラリンピックに出場予定の選手の中に、新型コロナウイルス用のワクチンを接種しないまま来日した選手が居るとして物議を醸しています。
新聞記者の三浦英之さんは、岩手県奥州市に到着したばかりのカヌー競技に出場予定のポルトガルの選手らの会見映像を公開し、その中で「新型コロナのワクチンの接種は受けていない。五輪後、速やかに受けたい」との発言があったと報告。
この選手はワクチン接種をしていない理由について、「遠征が多くて五輪も近くてワクチンがリスキーだった」と説明しており、五輪後のワクチン接種を予定しているとコメントしていました。
ワクチン接種が身体機能に悪影響を与える恐れがあるとしてワクチン接種を後回しにした事例で、取材した三浦記者も「選手はまったく悪くありません。悪いのはコロナ禍で『安心・安全』な五輪開催など不可能なのに、無理難題を地方や選手に押しつけて、現実を隠したり見ないふりをして大会を強引に乗り切ろうとしている、IOCやJOC、そして日本政府のやり方です」と言及しています。
海外だとワクチンの普及が遅れている国や、健康被害を気にしてワクチン接種を拒んでいる人も多く見られ、今回と同じような事例は増えることになりそうです。
(速報)東京五輪のカヌー競技に出場するポルトガルの選手とコーチの2人が今日、事前合宿先である岩手県奥州市に到着した。選手は歓迎式典後、記者会見し、「新型コロナのワクチンの接種は受けていない。五輪後、速やかに受けたい」と述べた。 pic.twitter.com/GeyiNxz6LE
— 三浦英之 新刊「白い土地」重版出来 (@miura_hideyuki) June 27, 2021
もちろん、選手を責めているわけではない。各国の選手それぞれに事情がある。でもワクチンの未接種は受け入れ自治体(奥州市)も初耳で、合宿終了の来月7日まで、より厳重な対応を迫られることになる。パンデミックの中での五輪開催は本当に大変だということを、政府には改めて認識して欲しい pic.twitter.com/mLQ6Sadvfg
— 三浦英之 新刊「白い土地」重版出来 (@miura_hideyuki) June 27, 2021
これは大事な動画なので個人の領域でアップします。「ワクチン接種は?」という私の質問に、選手は「まだです」と回答。「遠征が多かったし、五輪が近いとリスキーなので、五輪後に」(要約)と。試合で勝ちたい選手としては当然の考え。問題は同様のケースが相次ぐことを政府が想定していないことです pic.twitter.com/FSgEgwaK9Q
— 三浦英之 新刊「白い土地」重版出来 (@miura_hideyuki) June 27, 2021
選手はまったく悪くありません。悪いのはコロナ禍で「安心・安全」な五輪開催など不可能なのに、無理難題を地方や選手に押しつけて、現実を隠したり見ないふりをして大会を強引に乗り切ろうとしている、IOCやJOC、そして日本政府のやり方です
— 三浦英之 新刊「白い土地」重版出来 (@miura_hideyuki) June 27, 2021
もし本当に東京五輪が開かれたら、僕はこの選手を心から応援します。清々しいし、聞かれたことに隠し事はしない。本当の意味でのスポーツマンです。でも恐らく同様の選手入国は今後相次ぐ。それに対応しなければいけない。受け入れの地方自治体は本当に大変です。「感染」が選手生命を奪ってしまうから
— 三浦英之 新刊「白い土地」重版出来 (@miura_hideyuki) June 27, 2021
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