*官邸
東京オリンピック・パラリンピックが無観客となったことについて、各業界から様々な反応がありました。
読売新聞が取り上げた記事には五輪代表選手らのコメントが掲載され、陸上男子110メートル障害代表の泉谷駿介選手は「感動させる走りをしたいと思っているので、直接見てもらえないのは悲しい」と述べ、無観客は残念だと発言。
他の関係者からも「やむを得ない」「仕方がないが応援は欲しかった」などと無観客に落胆の声が相次いでいました。
また、産経新聞の記事だとスポンサーの意見があり、「正直、政府の対応に不満はある」「〝人災〟の要素も強い」などと政府のコロナ対応に不満や疑問をぶつける声が多かったと紹介されています。スポンサーとしては予定されていた五輪が出来なかったのは政府の水際対策やワクチン接種などが甘かったからだと考えているようで、政府への不満が目立っていました。
一方で、飲食店業界からは「私たちが五輪の犠牲になっている」「五輪をやるならこっちもやらせてくれよと思う」というような声があり、無観客でも五輪が開催されることに変化がないとして、理不尽を感じているとの意見が多かったです。
立場や業界によって全く受け止め方が異なると言え、このまま政府が無観客の五輪開催を強行するのかどうか、世界中が注目しています。
選手「悲しい」チケット保有者「望み消えた」…五輪無観客
https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/20210709-OYT1T50045/
五輪代表選手らは8日、オンライン記者会見などで観客の問題について問われ、率直な思いを口にした。
陸上男子110メートル障害代表の泉谷駿介選手(21)(順大)は「感動させる走りをしたいと思っているので、直接見てもらえないのは悲しい」と話した。
柔道男子の井上康生監督(43)は「選手にとって、応援が力になるのは間違いないが、無観客ということも受け止めて戦っていかないといけない」と述べた。
スポンサー企業、五輪無観客は「人災」
https://www.sankei.com/article/20210708-EXZVXYG6XRJL7O4OYRBSHHCEBE/
「正直、政府の対応に不満はある」。あるスポンサー企業の担当者は本音を漏らす。悪いのは新型コロナウイルスだと分かってはいるが、前回の緊急事態宣言の解除のタイミングが早すぎた点や、ワクチン接種の遅れなど「〝人災〟の要素も強い」という思いがあるからだ。
新型コロナの感染拡大リスクが残る中、五輪の開催には否定的な意見も根強い。
またも酒類提供の自粛を余儀なくされる東京都内の飲食店では8日、「五輪はやるのに」「また酒が悪者にされるのか」と怒りの声が渦巻いた。宣言下で行われる東京五輪は都内会場の無観客開催が決まり、二転三転する判断に観戦チケットを持つ人たちからも批判の意見が相次いだ。
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