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顔認識カメラで犯罪者を自動検知、JR東日本が7月から試験運用していた!出所者と仮出所者の一部 8350台の監視カメラ


JR東日本が7月から顔認識カメラを使って、刑務所からの出所者や仮出所者を駅構内で検知する防犯対策を実施していたことが判明しました。

読売新聞の記事によると、この認証システムは過去にJR東日本の駅構内などで重大犯罪を犯した人や指名手配中の容疑者、不審な行動をしている人物を感知しており、データベースに登録された顔情報を参考にして、ネットワーク化されたカメラ8350台が監視しているとのことです。
痴漢や窃盗などは対象外で、該当する人物を検知した際には手荷物検査や警察への通報を行うとしています。

元々は東京オリンピック・パラリンピックのテロ対策の一環で導入され、7月19日から本格的な運用を開始していました。

ただ、公式発表の段階で出所者と仮出所者を検知対象に含むことは明らかにしておらず、あくまでも顔認識カメラを導入したとの告知だけに留まっています。
ヨーロッパだと一部の国で、「このようなシステムは個人の人権を侵害する」として裁判沙汰になっており、一般データ保護規則(GDPR)違反の判決が出たこともありました。
日本においても顔認識カメラへの反対意見は数多く見られ、今回の件を含めて専門家の間でも賛否が割れています。

 

【独自】駅の防犯対策、顔認識カメラで登録者を検知…出所者の一部も対象に
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210920-OYT1T50265/

 JR東日本が7月から、顔認識カメラを使って、刑務所からの出所者と仮出所者の一部を駅構内などで検知する防犯対策を実施していることが、わかった。必要に応じて手荷物検査を行うとしている。刑期を終えた人らの行動が監視、制限される可能性があり、議論を呼びそうだ。

JR東の駅構内で、顔認識カメラが作動していることを知らせるステッカー
JR東や関係者によると、検知の対象は、〈1〉過去にJR東の駅構内などで重大犯罪を犯し、服役した人(出所者や仮出所者)〈2〉指名手配中の容疑者〈3〉うろつくなどの不審な行動をとった人。

 

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