*厚生労働省
厚生労働省は2021年8月20日までに日本国内で1093人が新型コロナウイルス用のワクチン接種後に死亡したと報告するも、その因果関係や理由は未だに不明のままとなっています。
ワクチンの副反応と見られる症状に関しても報告件数は着実に増えていますが、ワクチン接種の影響だと政府が認定したケースは極僅かです。
ワクチン接種で重大な健康被害が出た場合は国が支援するとしているのに、肝心の副反応や死亡の因果関係を認定することが出来ない状態が続いています。
これについてダイヤモンド・オンラインの記事には、「急性心不全が死因などとされているものも、中には心筋炎が含まれるかもしれない。せっかく一部の事例では病理解剖まで行って、詳細な検討の結果として例えば凝固因子欠乏※を指摘されていても、他にも同様の病態を示す事例が確認されなければ、この方だけの特異な症状ということになり、一般的なワクチンによる副反応には計上されないままでしょう」というような専門家の見解が掲載され、現時点でワクチン接種と死亡の因果関係を証明するのは極めて難しいと指摘。
さらには日本の死因調査や法医解剖率が世界的に見ても低いとして、ワクチン接種以外でも死因の究明作業が難しいことが多いと取り上げていました。
ネット上だとワクチン接種の影響を疑う声も多いですが、日本の体制的に情報を隠蔽したというわけではなく、そもそも調べる能力が不足しているのが原因だと見たほうが良さそうです。
厚生労働省 ワクチン副反応
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000830616.pdf
なぜ「ワクチン接種で死亡」の原因究明が進まないのか、法医学者に聞く
https://diamond.jp/articles/-/282431?page=2
厚生科学審議会の調査で死因を判断しているのは各医療機関の報告医なので、診療時の血液検査や画像検査などを踏まえて、死因を推定しているものと思われます。いわゆる通常の臨床医の死因判断です。なので、傷病名ではない「心肺停止」という文言での報告が散見されるのだと思います。
これらの報告を踏まえて、専門家がワクチン接種との関連性の有無を判断されているようですが、やはり元になる死因について解剖を含めた詳細な調査はなされていないことがほとんどで、これでは判断しようがないと言わざるを得ません。
いいね!しよう