*厚生労働省
台湾が日本に向けて、新型コロナウイルス対応用の酸素濃縮装置約1000台分を支援したところ、その後に別件で日本政府がタイに酸素濃縮装置868台を支援として渡したことが分かりました。
台湾からの酸素濃縮装置の支援に関する事務連絡は9月17日にあり、それから僅か10日後の9月27日に日本政府が台湾に寄贈した酸素濃縮装置の引き渡し式典が行われています。
希望する都道府県に台湾からの酸素濃縮装置を無償譲渡するとしていることから、台湾が支援した酸素濃縮装置をそのままタイに流したわけではないとみられていますが、それでも酸素濃縮装置を1000台も受け取っておきながら、868台も別の国に支援したのは違和感があるところです。
台湾としては日本の酸素濃縮装置が不足していると思って善意で提供したわけで、余った分をそのまま横流しするように渡したものではないと思われます。
台湾から供与の酸素濃縮装置、都道府県に無償譲渡
https://www.cbnews.jp/news/entry/20210921121958
厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部は、台湾からの酸素濃縮装置の支援に関する事務連絡(17日付)を、都道府県、保健所設置市、特別区の衛生主管部(局)に出した。「必要な酸素濃縮装置を確保することが難しい都道府県に対し、重点的に無償譲渡する」としている。【新井哉】
日本政府、タイに酸素濃縮器868台寄贈
http://www.newsclip.be/article/2021/09/28/45436.html
【タイ】日本政府がタイに寄贈した酸素濃縮器868台の引き渡し式典が27日、タイのサーティット副保健相、梨田駐タイ日本大使らが出席し、バンコク郊外のバーンヤイ病院で行われた。
支援額は約180万ドル。酸素濃縮器は国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)を通じて調達され、バーンヤイ病院などタイ全土の病院、医療施設で新型コロナウイルス感染症患者の治療に利用される予定。
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