新型コロナウイルスの新たな変異株であるオミクロン株について、日本で初めて確認された感染者である30代男性と同じ飛行機に乗っていた70人全員が濃厚接触者に認定されました。
濃厚接触者となったのはアフリカ南部のナミビアから入国した男性外交官と同じ飛行機に乗っていた乗客らで、少なくとも40人が都内在住だと報じられています。
厚労省は乗客70人に対し、自宅や宿泊施設での計14日間の待機を要請していますが、10人は入国せずすでに出国済みとなっていました。
空港検疫の検査でいずれも陰性となっていますが、東京都は約40人について宿泊療養施設に移り、隔離期間を過ごすように要請しています。
オミクロン株は強い感染力を持っていることから、国や東京都も一般的な新型コロナウイルス以上に警戒レベルを引き上げていますが、濃厚接触者の数が膨大に増え、完全に国内感染を防げるかは怪しいです。
オミクロン株ついに国内に、ナミビア外交官から 航空機同乗者70人は全員陰性
https://www.tokyo-np.co.jp/article/145723
厚生労働省は30日、アフリカ南部ナミビアから入国した30代の同国の男性外交官の検体をゲノム(全遺伝情報)解析した結果、世界中で警戒が強まる新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が見つかったと発表した。国内での確認は初めて。厚労省は、同じ航空機に搭乗していた乗客70人全員を濃厚接触者として扱い、健康観察を続ける。
オミクロン株感染者の濃厚接触40人は都内在住 都が隔離要請
https://mainichi.jp/articles/20211130/k00/00m/040/379000c
東京都は30日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が国内で初めて確認された男性の濃厚接触者約70人のうち、約40人が都内在住者であることを明らかにした。航空機の同乗者などとみられる。いずれも空港検疫で陰性が確認されているが、都は約40人について宿泊療養施設に移り、隔離期間を過ごすよう要請している。
都は慎重を期す観点から、自宅待機ではなく宿泊療養施設で隔離期間を過ごすよう促した。【斎川瞳】
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