*WHO
新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の水際対策として政府は日本に到着するすべての国際線の新規予約を停止するように要請していましたが、帰国が出来ないなどの混乱が生じているとして、新規予約の一律受け付け停止を見送ることが分かりました。
朝日新聞は松野官房長官のコメントとして、「新規予約の一律受け付け停止の要請を取りやめ、邦人の帰国需要について十分配慮するよう航空会社へ改めて通知した」と報道しており、曜日や状況に合わせて飛行機の停止は判断する方向に変更したと報道しています。
日本政府の要請で大手航空会社は12月1日までに新規予約を止めていましたが、長期の出張などで帰国の航空便を予約していない人たちが戻れなくなる可能性が浮上したことから、急遽見直しとなった形です。
また、今回の見直しとは別件でWHO(世界保健機関)が日本政府の水際対策を名指しで、「疫学的に原則が理解困難だ」「ウイルスは国籍や滞在許可証を見るわけではない」などと批判。このような批判があったことから全面的な一律的停止を見直したと思われ、その判断はネット上で物議を醸しています。
政府、国際線の新規予約停止要請を撤回 岸田首相「混乱を招いた」
https://www.asahi.com/articles/ASPD23G2RPD2UTFK008.html
政府が日本に到着する国際線の新規予約を12月末まで止めるよう、すべての航空会社に要請していた問題で、松野博一官房長官は2日午前の記者会見で、「国土交通省において、新規予約の一律受け付け停止の要請を取りやめ、邦人の帰国需要について十分配慮するよう航空会社へ改めて通知した」と述べた。
WHO、日本の対応「理解困難」ウイルスは国籍見ないと批判
https://nordot.app/838887022488289280?c=39546741839462401
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するライアン氏は1日、新型コロナウイルスのオミクロン株出現を受けて日本が導入した全世界を対象とする外国人入国禁止措置について「疫学的に原則が理解困難だ」と指摘した。「ウイルスは国籍や滞在許可証を見るわけではない」と述べ、自国民か否かで判断するような対応は「矛盾している」と批判した。
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