財務省の森友学園問題で近畿財務局の元職員・赤木俊夫さんが自殺した騒動で、妻の雅子さんが国と当時の理財局長に損害賠償を求めた裁判が終結となりました。
12月15日に大阪地方裁判所で開かれた非公開の協議で国側は従来の方針を一転し、請求を全面的に受け入れると通達。
雅子さんは国側に1億円余りの賠償を求めていましたが、国はこれを受け入れて裁判の終結に向けた手続きを開始したとのことです。
今になって国が責任を認めた背景には、妻の雅子さんが裁判を通じて改ざんに関わった当事者に、夫が追い詰められた経緯を明らかにするよう求めていたことから、裁判が長引くことで情報が漏れることを警戒したのがあるのだと思われます。
今回の決定について雅子さんは記者会見で、「こんなやり方で終わってしまい悔しい」とコメントし、国が情報を隠蔽するために早期の幕引きを狙ったのではないかと指摘。
訴訟では夫の俊夫さんが経緯などを記した「赤木ファイル」を国が開示しており、さらに追加の資料を公開するように請求している最中でした。
「悔しい」遺族涙 真相解明できず幕―森友訴訟
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021121501078&g=soc
「こんなやり方で終わってしまい悔しくて仕方がない」。森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん問題の国家賠償請求訴訟は15日、国側が突然請求を認め終結した。記者会見した原告の赤木雅子さん(50)は、強く求めていた真相解明が果たせなくなった怒りを声を震わせ訴えた。
財務省の決裁文書の改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局の男性職員の妻が、国を訴えていた裁判で、国側が15日、これまでの主張を一転し、賠償請求を全面的に受け入れる手続きを取り、裁判を終わらせました。裁判を通じて「夫の死の真実を知りたい」と訴えてきた妻は「不意打ちでひきょうだ」と国側の対応を批判しています。
近畿財務局の元職員赤木俊夫さんの妻雅子さんが、国と同省理財局長だった佐川宣寿元国税庁長官に損害賠償を求めた訴訟の進行協議があり、国が約1億円の賠償請求を受け入れる書面を提出しました。国は態度を一転、賠償金を支払うことで幕引きを図った形です。
https://t.co/QONzirvFpr— 東京新聞社会部 (@tokyoshakaibu) December 15, 2021
「こんなやり方で終わってしまい悔しくて仕方がない」。森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん問題の国家賠償請求訴訟は15日、国側が突然請求を認め終結。記者会見した原告の赤木雅子さん(50)は、強く求めていた真相解明が果たせなくなった怒りを声を震わせ訴えました。https://t.co/e7okymphSf
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) December 15, 2021
改ざん指示による赤木さん自死「国の責任は明らか」 財務相が謝罪https://t.co/yTjogBKdPU
近畿財務局職員の妻雅子さんが国を相手に起こした訴訟の終結について、鈴木俊一財務相は「国の責任は明らかとの結論に至った」とし、「心よりおわび申し上げます」と謝罪しました。 pic.twitter.com/h8KZ1cOuwd
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) December 15, 2021
【赤木俊夫さんの妻「ふざけんな」 国が請求認め…森友〝公文書裁判〟終結】https://t.co/T7ydpHmGeF
財務省の公文書改ざんを命じられて自殺した近畿財務局の元職員の妻が国などに賠償を求めていた裁判で、国側が請求を認めました。#テレ朝news
— テレ朝news (@tv_asahi_news) December 15, 2021
森友改ざん 赤木さん死亡について国の責任は明らか=磯﨑官房副長官https://t.co/Q0NuxMIySH
磯﨑官房副長官は「赤木俊夫さんが公務による心理的肉体的負荷が原因でお亡くなりになったことは国の責任は明らかとの結論に至った」と述べた。 pic.twitter.com/SECtXb1AmV
— ニコニコニュース (@nico_nico_news) December 15, 2021
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