新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の新規感染者数が急増しています。
厚生労働省は12月12日から16日にかけて、アメリカやイギリスなどからの入国者ら計14人からオミクロン株を検出したと発表。
その内の9人がアメリカ経由の入国者で、あとはイギリスとコンゴ民主共和国、南スーダンからの帰国者でした。
空港検疫で発覚した感染者は指定された宿泊施設に移動となっていますが、宿泊施設の空き人数が限られている上に、新規感染者や濃厚接触者の増大からパンク寸前になっていると伝えられています。
また、東京都は12月19日の時点で、東京都内の濃厚接触者が1000人を突破したと発表。1002人のうち408人は都の宿泊療養施設ですが、それ以外の濃厚接触者は自宅で待機しているとのことです。
このようなオミクロン株の拡大傾向は世界的に見られ、20日のNY市場はダウ平均株価で一時600ドルを超える大幅な下落となりました。
オミクロン株の感染拡大が金融市場にも不安を広げている状態で、新型コロナウイルスやオミクロン株の拡大を止めなければ、経済面への影響も深刻化することになりそうです。
新型コロナウイルス感染症(変異株)の患者等の発生について(空港検疫)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22933.html
新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」(B.1.1.529系統の変異株)について、今回新たに、海外から空港に到着した乗客で、検疫により陽性が確認された新型コロナウイルス感染症の患者等の検体について、国立感染症研究所でゲノム解析を実施したところ、オミクロン株(B.1.1.529系統の変異株)が14例確認されました。現在、当該入国者は医療機関等において隔離を実施しています。
新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」への感染が海外から入国した人を中心に相次ぐ中、同じ航空機に乗っていたとして濃厚接触者になるケースが増えていて、都内では1000人を超えました。
厚生労働省は、海外から入国した人でオミクロン株に感染していたことが分かった人と同じ航空機に乗っていた乗客を濃厚接触者と見なしています。
NYダウ 一時600ドル超の大幅値下がり オミクロン株拡大懸念で
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211221/k10013396471000.html
週明け20日のニューヨーク株式市場は、変異ウイルスのオミクロン株の感染拡大が世界経済に及ぼす影響への懸念などから、ダウ平均株価は一時、600ドルを超える大幅な値下がりとなりました。
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