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福島第一原発の処理水(汚染水)放出、再来年春ごろから実施へ 東電が地質調査と審査申請 韓国からは懸念も


*東電サイト
福島第一原発の処理水(汚染水)放出について、東京電力が計画の審査を原子力規制委員会に申請し、事前段階として地質調査を開始しました。

この放出計画は再来年春ごろの実施が予定されており、東電は21日に具体的な実施計画を原子力規制委員会に申請しています。合わせて海底の地質を調べるボーリング調査を始め、必要な施設や設備などを設置しました。
処理水を薄める手順や処理水を沖合1キロから放出するために建設する海底トンネルの設計などが伝えられ、その下準備が始まった流れです。

第1段階のボーリング調査では、福島第一原発の沖合700メートルの地点に作業用の台船が移動、そこで海底掘削作業を行っています。
これによって得られた海底のデータを参考にして、海底トンネルの設置場所を決め、さらに一年ほどかけて海底トンネルの設置作業を行う予定です。

東電は「政府の基準以下まで処理水を薄めて放出する」と説明していますが、実際には計測されている放射性物質が限定されており、政府の基準もトリチウムのような核種だけに限定されているのが実態となっています。

そのため、有害な放射性物質が含まれたままの処理水を放出しようとしているのが現状で、「処理水」と報道されている割には汚れています。
地元住民や隣国からの懸念もあり、福島第一原発の海洋放出計画はあとで問題視されることになりそうです。

 

原発処理水放出の実施計画発表 再来年4月に施設設置へ 東電
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211221/k10013397571000.html

福島第一原子力発電所でたまり続けるトリチウムなど放射性物質を含む処理水の海への放出について東京電力は、再来年4月中旬ごろに必要な施設の設置を目指すとする実施計画を明らかにしました。
東京電力は21日会見を開き、福島第一原発にたまり続ける処理水について再来年春ごろから基準以下の濃度に薄めて海へ流すとする国の方針に沿った実施計画を原子力規制委員会に申請したと発表しました。

 

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