岸田文雄首相が新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大を防ぐために、無料検査の拡大を実施すると表明しました。
12月23日に都内の講演会で岸田首相は「市中感染が確認された大阪と京都、アメリカ軍基地で集団感染が発生した沖縄では、不安が広がっている。こうした封じ込め対策が必要な地域では、不安のある方すべての方を対象に無料検査を実施できるようにする」などと述べ、オミクロン株の無料検査を各地で行うと宣言。
東京都では12月25日から誰でも無料で受けることが出来る検査がスタートとなり、大勢の人たちが検査所に並んだと報じられています。
また、政府は第6波に備えて、来年3月まで予約しなくても無料のPCR検査などを受けられるようにすること、感染が拡大している地域を対象にして、都道府県の判断で無症状でも無料の検査を受けられるようにすることを対策案で定めました。
無料検査の計画規模に応じて国から地方自治体に交付金も支給する予定で、年内にも全ての都道府県で実施するとしています。
岸田首相は新型コロナウイルスの封じ込め対策で検査の拡充を強く求めており、前の菅政権や安倍政権と比べて検査の拡大方向で次々に政策を打ち出しているところです。
オミクロン株 無症状でも無料検査へ 対策必要地域を対象に
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211223/k10013400781000.html
新型コロナの新たな変異ウイルス、オミクロン株への対応に関連して、岸田総理大臣は、大阪、京都、沖縄の3府県を念頭に、感染対策が特に必要な地域では、希望者は無症状でも、無料で検査を受けられるようにする方針を示しました。
岸田総理大臣は23日に東京都内で講演し、新型コロナ対策について「今、いちばんの懸念は、感染力が極めて高いと言われているオミクロン株だ。外国人の新規入国停止というG7=主要7か国の中でも最も厳しい水際対策を講じて、慎重のうえにも慎重を期して対応してきたので、年末年始の状況をしっかり見極めたうえで、その先についても考えたい」と述べました。
東京で誰でも無料の検査始まる オミクロン株「市中感染」受け
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211225/k10013403791000.html
東京都内でオミクロン株の市中感染が初めて確認されたことを受け、希望すれば誰でも無料で検査が受けられる取り組みが25日から都内で始まりました。
いいね!しよう