立憲民主党の菅直人元首相が日本維新の会や橋下徹氏をヒトラーのようだと批判した問題で、世論の多くはやや問題だと受け止めていることが分かりました。
TBSが今月に実施した世論調査によると、全く問題ないとする意見は6%程度だったのに対して、非常に問題があるとする声が19%、最も回答が多かった「表現は自由だがやや問題だ」とする意見も51%と高い数字を記録したとのことです。
世論は全体的にヒトラー発言はNGとの考え方をしていると言え、合わせて菅直人氏の発言はやや問題があると見ているのだと思われます。
今回のヒトラー発言を巡っては橋下徹氏が「ヒットラーへ重ね合わす批判は国際的にはご法度」などとコメントしたところ、過去に街頭演説や自身のツイッターなどで敵対的な教授にヒトラーとの言葉を投げつけていた場面が発掘されて炎上。
あくまでも教授に対する反論の一環で言った言葉だとしていますが、同じようにヒトラー発言をしていた橋下氏に疑問を投げかけるコメントが相次いでいます。
菅直人元首相のツイッター投稿について?
https://news.tbs.co.jp/newsi_sp/yoron/backnumber/20220205/q5-1.html
橋下氏は「維新も両方に行けばよかったんでしょうね。僕は今回、菅さんに対しては謝れとか別に何も言ってませんよと。ただ、ヒトラーというものを個人とか団体の人格に重ね合わせた批判は、僕は一律禁止という考え方。泉さんの考え方を有権者がどう考えるかだけど、僕は泉さんの年代の政治家には、批判の仕方としては不適切だな、ということを言ってもらいたかった」と話していた。(ABEMA/『NewsBAR橋下』より)
橋下氏をはじめ弁舌は極めて歯切れが良く、直接話を聞くと非常に魅力的。しかし「維新」という政党が新自由主義的政党なのか、それとも福祉国家的政党なのか、基本的政治スタンスは曖昧。主張は別として弁舌の巧みさでは第一次大戦後の混乱するドイツで政権を取った当時のヒットラーを思い起こす。
— 菅直人 衆議院議員(府中・小金井・武蔵野) 立憲民主党 (@NaotoKan) January 21, 2022
ヒットラーへ重ね合わす批判は国際的にはご法度。こういうことを平気でやるのは京都大学の藤井聡氏のような非常識な学者。まあ今回は弁舌の巧みさということでお褒めの言葉と受けっておくが。それよりも強い野党を本気で作る気があるなら、大阪では自民に圧勝している維新政治を謙虚に研究すべき。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) January 23, 2022
それよりも、ヒトラーを称賛する表現はダメだけどヒトラーを使って個人批判をしてもいいと言っている一部の立憲熱烈支持者の感覚に乗っかって大丈夫?メディアの論調で世間の感覚を学びなさい。こんな感覚だから支持が広がらないんだよ。ヒトラーに重ね合わす個人批判は、常識人の間ではご法度だよ。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) January 27, 2022
— CP@政治を身近に! (@vote_vote2017) January 24, 2022
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