アメリカのバイデン大統領はウクライナに侵攻したロシアに対する新たな経済制裁として、ロシア産の原油や天然ガスなどの輸入を禁止すると表明しました。
3月8日の記者会見でバイデン大統領は「ロシア産の原油やガスの輸入を全面的に禁止する」と述べ、今日から禁輸措置を即時発効させると言及。
ロシアの戦争経済に大きな打撃を与えるとして、アメリカに歩調を合わせて英国もロシアからの原油輸入を削減すると明らかにしました。
ただ、アメリカが呼び掛けていたEU(欧州連合)は全面禁輸まで踏み込まず、あくまでも段階的な削減のみに留まっています。
これまで大量の石油資源を確保していたアメリカと違って、ヨーロッパは原油や天然ガスの多くをロシアからの輸入に頼っている状態で、全面禁輸にすると国内経済の維持が難しくなると判断した形です。
原油価格は先物取引で1バレル140ドルを超えている状態で、ウクライナ有事が終わらなければ物価の上昇は続くことになると思われます。
米、ロシア産原油を禁輸 即時発効へ 英も輸入停止
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-usa-oil-biden-idJPKBN2L524M
[ワシントン 8日 ロイター] – バイデン米大統領は8日、ロシア産の原油や天然ガス、石炭の輸入を禁止すると表明した。ウクライナに侵攻したロシアに対する圧力を高める。
動画:米がロシア産原油を禁輸、ガソリン価格の高騰を警告 英も年内停止 pic.twitter.com/EhTQ99OaAr
— ロイター (@ReutersJapan) March 9, 2022
米、ロシア産原油を禁輸へ 単独で追加制裁: 日本経済新聞 https://t.co/0V1sedfTLA
アメリカはロシア産のエネルギー源には全く依存していない。そのため禁輸が実施できる
国内のシェールオイル・ガスの増産を政策支援すれば、欧州にも輸出できるようになるだろう— 神河が征く / わかるニュース解説 YouTube政治チャンネル (@KK_NewsNetwork) March 8, 2022
【米、ロシア産原油を禁輸 即時発効へ 英も輸入停止】
▶️EU諸国がどう出るかな?
天然ガスのパイプラインを止められたら困るからなぁ。https://t.co/LGug1RY0r6 pic.twitter.com/3LKJUg0D23— 台湾軍事ニュースネット (@gakuchitw1) March 9, 2022
欧州、ロシア産原油を禁輸せず 米と足並み乱れる https://t.co/yL6jy3tbTX
米国のロシア産原油の禁輸措置と連動し、英国は8日、露産原油の輸入を年内に終了すると発表した。欧州連合(EU)は追随せず、2030年までに露産エネルギー依存からの脱却を掲げる目標発表にとどまった。
— 産経ニュース (@Sankei_news) March 9, 2022
バイデン米大統領がまもなく、ロシア産原油の輸入禁止措置を発表する見込みです。欧州は対応がまとまっておらず、ひとまず米単独での実施となる見込み。ロンドン市場で北海ブレント原油先物は1バレル132ドル台まで上げ幅を広げてきました。https://t.co/vsTfyiJ5Qz
— 篠崎健太(日本経済新聞/Nikkei) (@k_shinozaki) March 8, 2022
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