*安倍晋三氏
安倍晋三元首相が呼び掛けた「非核三原則」の見直し議論に中国が懸念を表明しました。
3月14日の定例会見で中国外交部の趙立堅報道官は、「中国はこれに重大な懸念を表明するとともに、日本に言動を慎み、地域の平和と安定を守る面で責任ある態度を取るよう促した」と述べ、日本が核兵器不拡散条約(NPT)の締約国として、核不拡散を確実に履行すべきだと強調。
日本で高まっている核武装論や核兵器共有論をけん制すると同時に、核兵器不拡散条約の堅持を強く求めていました。
非核三原則の見直しについては岸田首相が「議論の検討もしていない」とコメントし、日本政府として非核三原則の変更はあり得ないと繰り返しています。
ただ、自民党の茂木幹事長が「核共有は直ちに非核三原則違反と言えず」などと非核三原則の見直しに前向きな発言を行い、与党の保守派を中心にして非核三原則の変更要求は高まっているところです。
安倍晋三氏からも追加で「議論もさせないとは、『世界の危機』『日本の危機』を前にして、思考停止に陥っていると言わざるを得ない」というような発言があり、非核三原則の見直しを巡って与党も世論も意見が大きく割れています。
ところが、一部の野党やメディアは、「こんな議論を絶対に許すわけにはいかない」(共産党の志位和夫委員長)、「議論だけはいいなんていうのは詭弁(きべん)」(立憲民主党の泉健太代表)、「戦争被爆国としての自覚と責務がみじんも感じられない」(朝日新聞、1日社説)などと、いつものように反発してきた。
議論もさせないとは、「世界の危機」「日本の危機」を前にして、思考停止に陥っていると言わざるを得ない。社会民主党と緑の党の連立政権であるドイツですら、国防費の大幅増を決断した。これでは、非核三原則に「言わせず、考えさせず」を加えた「非核五原則」ではないか。
外交部 日本の非核三原則に反する危険な声に懸念表明
http://japanese.cri.cn/20220314/ced84c56-2ca0-c423-beda-a8c6a1fc1d77.html
外交部の趙立堅報道官は14日の定例記者会見で、「このところ、日本国内で自国の非核三原則に反する危険な声が相次いで出ている。中国はこれに重大な懸念を表明するとともに、日本に言動を慎み、地域の平和と安定を守る面で責任ある態度を取るよう促した」と表明しました。
武田砂鉄さん(「赤旗」で)
「もともと好戦的だった政治家やコメンテーターが侵攻が始まる様子を見て、非核三原則を見直そう、核シェアリングだと前のめりになっている様子を見ると、こういう時こそ冷静にならなければと思う。事態に便乗するように持論を通すのは権力者がもっともやってはならない」— 志位和夫 (@shiikazuo) March 15, 2022
「1991年の独立時、世界第3位の核大国で陸軍兵力100万人を誇ったウクライナが非核三原則を受け入れ、兵力を5分の1の20万人に減らして自国の安全を他国に委ねた時から今日の運命は決まった。その事を必死に訴えてくれたナザレンコ氏。だが日本の平和ボケ国会には結局届くまい」と門田隆将氏
— 加藤清隆(文化人放送局MC) (@jda1BekUDve1ccx) March 14, 2022
自民 茂木幹事長“「核共有」直ちに非核三原則違反と言えず”
結局、虚偽と詭弁の政治を許していると、こういうことになる。権力者の都合で、黒は白に、白は黒に、馬でも鹿になるような時代。いまこの国は滅びに向かうか踏みとどまれるかの分岐点。最後は国民次第である。 https://t.co/cFMa9XHjfl
— 小沢一郎(事務所) (@ozawa_jimusho) March 8, 2022
非核三原則 持ち込ませず廃止 岸田、立憲、共産党が反対 自民、維新、国民が賛成 岸田さんの場合、選挙区が広島で反核関係者が支持者にも多いので賛成できないのですね。 解決法は一つ、非核三原則廃止に反対して総理辞任、そうすれば支持者への顔もたちます。
— 渡邉哲也 (@daitojimari) March 13, 2022
非核三原則を破り、日本に核を置くという事は、それを行使する選択肢を0から1にするという事。同時に、核の標的になるという事。「抑止力」ではすまない。人間は、持っているものは使う。
— 折坂悠太|OrisakaYuta (@madon36) March 3, 2022
昔の日本社会には、政治権力者が汚いやり方で国民を騙そうとしたり、非核三原則のような重要な国是を時の権力者が力ずくで壊そうとした時、報道メディアが国民の側に立って抵抗してくれるという漠然とした安心感があった。今はもうない。2012年からの10年で、報道メディアはすっかり変わってしまった。
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) March 12, 2022
共産党は「9条」と「非核三原則」を守ることばこりで、国民をどう守るか言わない。
野党として政府の提案に対して反対するのも結構ですが、少しは国民を守るためになにが必要なのかを考えていただきたいです。 https://t.co/yxiVMo4WEY— GONZO ゴンゾー(本名:寺社下峻平) Tambourine master (@GonzoTambourine) March 15, 2022
非核三原則を日本国憲法に書き込むべきではないか?
— 前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民) (@brahmslover) March 11, 2022
安倍元首相は、一部野党などが「核抑止の議論」に反発していることについて、語りました。
「議論もさせないとは、『世界の危機』『日本の危機』を前にして、思考停止に陥っていると言わざるを得ない」
「これでは、非核三原則に『言わせず、考えさせず』を加えた『非核五原則』ではないか」 https://t.co/pWWr6KXCVD— こちら夕刊フジ編集局 (@yukanfuji_hodo) March 11, 2022
安倍氏、維新足立氏同様「非核三原則に『言わせず、考えさせず』を加えた『非核五原則』ではないか。だそうです。私は議論するのも考えるのもご自由にと思いますが、3分考えれば現下のNPT体制の下で日本が核シェアをできる可能性はゼロに近く有用性もない事が分かると思いますhttps://t.co/QO2UyJTdLX
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) March 12, 2022
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