*BBC
ロシア軍が作戦の第一段階は終了し、ウクライナにおける最優先目標を東部ドンバスに切り替えると表明しました。
ロイター通信によると、ロシア国防省の高官は「ドンバスを優先させる」と表明し、これからは東部地域に戦力を集中すると言及。
戦略目標の変更なのかは不明としていますが、ウクライナとの交渉材料を増やすために東部地域の占領地域を増やす狙いがあると見られています。
首都キエフやハリコフなどの大都市は依然として陥落しておらず、ロシア軍が当初に掲げていた目標は頓挫した形です。
少なくともウクライナ全域で一斉に攻勢を行うのは厳しいとロシアが判断したと見られ、全域攻勢から局地的な限定攻撃に切り替えたのだと思われます。
ウクライナ西部リビウ、ロシアがロケット弾攻撃 石油施設被害
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-idJPKCN2LO01H
[リビウ(ウクライナ)/ワルシャワ 26日 ロイター] – ウクライナ西部リビウで26日、ロケット弾による攻撃があった。ロシアによる侵攻開始以降、同都市が大規模な攻撃を受けるのは初めてとみられ、戦線拡大の可能性が懸念されている。
ロシア、キエフへの進軍停止し東部に戦闘集中か 米高官が見解
https://www.asahi.com/articles/ASQ3V265CQ3VUHBI00H.html?ref=tw_asahi
米国防総省高官は25日、ロシアがウクライナの首都キエフに向けた地上からの進軍を停止し、東部のドンバス地域を支配するための戦闘に集中しているという見方を示した。
The #Russian General Staff issued a fictitious report claiming Russia’s primary objective is to capture the entirety of# Donetsk and #Luhansk oblasts.
Read the full report from @TheStudyofWar and @criticalthreats https://t.co/0omNfC6nQC pic.twitter.com/cyAvs2V37w
— ISW (@TheStudyofWar) March 25, 2022
米国防総省の戦況分析1
【ドンバス情勢】
・ロシア国防省高官は「ドンバスを優先させる」と表明した
・これが戦略目標の変更とみるかは明言できない
・交渉材料にするため、多くの戦果を確保する狙いか
・東部のウクライナ軍を孤立させる狙いも
・ウクライナ側はドンバスを諦めず、激しく戦っている— 高野遼 / Ryo Takano (@takano_r) March 25, 2022
戦争研究所(ISW)のリポートも、今日はロシア軍の「ドンバスに集中する」発言を分析
・失敗を国内向けに美化し、現時点で前進している唯一の地域に目を向ける狙いだ
・実際はドンバスだけで満足しないだろう。他地域での戦闘をやめていない
・攻撃の停滞は目標変更ではなく、戦力不足によるものだ https://t.co/qSonYXDYjX— 高野遼 / Ryo Takano (@takano_r) March 26, 2022
ロシア軍が弱い、というよりは、ロシア軍が勝てなくなるほどにロシアの大戦略が間違った方向に進んでしまったと言うべきかもしれない
どんなに高い軍事力があっても、戦略が間違っていればどうなるか?と言うのは、全員が去年見たばかりだろう pic.twitter.com/yWwKgmPw6X— 粗撃手(売国的愛国主義) (@JFIFUDHDVHDJZUH) March 19, 2022
ロシアのミサイル、なんともポンコツが多いとの話だが、わからんでもない。戦略も、戦術も、ミサイルも、作りが雑。https://t.co/QMknFz8uOv
— Kazuto Suzuki (@KS_1013) March 26, 2022
ロシア国防省が軍事作戦の第一段階はほぼ完了したとし、東部ドンバス地域の完全解放に焦点を当てると発表。ロシア軍の死者は1351人、負傷者3825人になったとも。ウクライナの激しい抵抗はプーチンの野望と侵略を打ち砕き、力による現状変更がいかに大きな代償を払うか示した。https://t.co/u75DD76CIc
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) March 26, 2022
ロシアがドンバス地方の確保に戦略目標を縮小するっぽい、というニュースはどう評価していいのか分からない。戦力と兵站を集中させるという意味なら、キエフや南部、オデッサへの脅威は減るかもしれないけどドンバスを巡って戦争が恒常化するってことでしょ
— こなたま(CV:渡辺久美子) (@MyoyoShinnyo) March 26, 2022
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