政府が新型コロナウイルス対策として実施した「生活福祉資金の特例貸付制度」で、自己破産の連絡が700件以上もあったことが分かりました。
これは東京新聞が取り上げたもので、2020年3月から低所得者向けに対象者の要件を緩和してから、制度の利用総額はリーマン・ショック直後の2010年度の49倍に匹敵する1兆3700億円に達しています。
そして、利用者の自己破産通知は732件もあり、担当者が困惑する勢いで破産報告が増えていると報じられていました。
基本的には新型コロナウイルスの影響で収入が減少している人を対象にしていますが、中には生活保護の要件を満たしているような失業者にも支給され、結果的に返済が困難になって自己破産となるケースが増えているみたいです。
あくまでも貸付金ということで目先の生活は一時的に維持することが出来ても、1~2年後の返済に苦しむことが多く、もっと根本的な生活支援策を求める声が高まっています。
返済不要の給付金や生活保護の充実などが具体例としてあり、国会においてもこの点で与野党が激しく衝突しているところです。
「これが福祉なのか…」困窮者への特例貸付で破産連絡700件超 コロナ禍で大量申請、支援現場に葛藤
https://www.tokyo-np.co.jp/article/169984
新型コロナウイルス禍で困窮した人に生活資金を無利子・保証人不要で貸し付ける国の「生活福祉資金の特例貸付制度」の申請期限が、3月末だったのが6月まで延長された。延長は8回目で、困窮者支援の主要政策になっている。ただ制度を巡っては、返済が難しいとみられる人にも積極的に貸し、生活再建につながっていないとの指摘も。窓口の東京都社会福祉協議会(社協)には自己破産の連絡が700件以上相次ぎ、返済が始まる来年1月には全国的にも相当の返済不能な人が発生するとみられ、識者から懸念が出ている。(中村真暁)
特例貸付制度について取材しました。コロナ禍が始まって二年余りたつ中、お金を貸す困窮者対策ではなく、より抜本的な取り組みが求められていると思います。償還が始まる来年1月以降、返済できないからと困窮する人が出ないか心配です。https://t.co/MpX29VR4oh
— 中村真暁 (@mappink) April 6, 2022
前も呟いたけど、生活保護の要件満たしてる人に保護でなく貸付をするなんて正気の沙汰じゃない。貸付があたかも貧困対策に位置付けられてることがあほらしすぎる。貸付なかったらもっと早く生活再建できたのにって思うケースの方が圧倒的に多い。百害あって一利なし。 https://t.co/ZdFQL8XtU8
— 永井悠大 (@nytissue) April 6, 2022
「困窮者への特例貸付で破産連絡700件超」
これが現実です!来年1月より返済が始まったら全国的に相当数の返済不能者が発生します。
貸し付けるだけ貸し付け、その「貸付」が理由で自己破産は「最悪」です。
国は「抜本的な貧困対策」を考える時期に来ていると思います。https://t.co/gBZoQ1oDJt— たかしま社長@チャンネル (@kenchan2103) April 7, 2022
「これが福祉なのか…」困窮者への特例貸付で破産連絡700件超 「結局、知人の勧めで生活保護を利用した。貸付金はいずれ返済するつもりという。最初から生活保護を案内されていれば、借りずにすんだ可能性がある」→この指摘重要です。僕もこういったケース何度も見た。 https://t.co/ZPPIoTVEQe
— 今井紀明 10代の声を聴いて伝えるNPO代表 (@NoriakiImai) April 5, 2022
こんな事わかりきってた事でしょ。
国は破産者大量発生させただけ。
コロナが発生した時から対応は何も変わらないのに給付金は一度きり。
物価は上がり、年金は上がり、社会保険は上がり手取りは減る一方、
そのくせ年金支給額まで減るってありえないんだけど。https://t.co/6qMAllc1UV— thry (@ryo_t_hnh) April 6, 2022
最初からなぜ給付ではなく貸付なのかとは言われていたよね。
「生活が本当に苦しく、追い詰められている方が大勢いる。貸付期間後も収入が戻らず、かといって生活保護の要件に当てはまらない方も多い。生活ができず貧困によって亡くなる方が増えそうで心配。」深刻。https://t.co/PUirYePgd4— サトマキ45 (@satomuch) April 6, 2022
社協に回収のノウハウや専任の職員はいない。所得等の基準を設けて債務免除すべき。社協の本来業務が滞る。制度開始当初から役所と議論していた点。
「これが福祉なのか…」困窮者への特例貸付で破産連絡700件超 コロナ禍で大量申請、支援現場に葛藤:東京新聞 TOKYO Web https://t.co/AhorgNd4Ij
— 飯田サトシ 維新参院比例区支部長 (@satoshi_iida) April 6, 2022
コロナ禍当初は「すぐに終わる」と多くの人が考えていたので、あらゆる政策が場当たり的なものになったのは仕方ないこと。だが、その後2年も見直すことなく同じ政策の焼き直しをやってきたのはただの思考停止。繰り返された「蔓防」も同様。そのツケは最も弱い人たちへ向かう https://t.co/NmBqxXtlgo
— リフレ女子 (@antitaxhike) April 6, 2022
これだけ困窮者がでてるのにこの国のシステム自体を今までのままに放置してる、国民は貧しくなるばかり、庶民を豊かにしないとデフレからの脱却は無理に決まってる https://t.co/mmHyyZLxI1
— 品papa (@Ska1963Papa) April 6, 2022
困窮者への特例貸付で破産連絡700件超。言っとくがコロナ問題は貧困化を後押ししたに過ぎない。問題は経済構造の改革や生産性の回復より、人減らし(生贄)で利益を増そうとし、その皺寄せを社会に蔓延させている根本的錯誤にある。よって金貸福祉は麻薬となる。 https://t.co/IjKRxWojpm
— 翠の丘 (@midrino_oka747) April 6, 2022
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