*アメリカ地質調査所
2月6日にトルコで発生した大地震について、そのエネルギー量は日本の阪神淡路大震災の15倍に匹敵する規模だったことが分かりました。
これは毎日新聞がまとめたもので、今回の地震によって動いた断層の大きさが長さ100キロ・幅50キロとなり、地震を示すマグニチュードは7.8。
マグニチュード7.3の阪神淡路大震災と比べてエネルギー総量が15倍にも増え、中東地域で発生した大地震としては歴代の中でも上位に入るほどの規模です。
また、国土地理院はトルコ大地震で断層を境に地表面で4メートル程度の横ずれが生じたとみられるとの分析結果を公表し、熊本地震と比べて2倍のサイズ感で断層がズレ動いたと報告しています。
トルコの耐震性がクローズアップして報道されることも多いですが、それ以上にこのクラスの大地震が短期間に2回も発生した点が大きなダメージを与えたと見られ、日本でも同じ規模の直下型地震があった場合、相当な規模で犠牲者が出ることは間違いないです。
トルコ地震のエネルギー、阪神大震災の15倍 建物は脆弱、被害増加
https://mainichi.jp/articles/20230207/k00/00m/030/283000c?inb=
トルコはユーラシアプレートやアラビアプレートなど四つのプレート(岩板)が複雑にひしめき合う地域にある。これらの合間に、トルコ本土が乗るアナトリアプレートという比較的小さなプレートが挟まれ、東側から左回りにエーゲ海へ押し出されるような力が加わっている。米地質調査所によると今回の地震はマグニチュード(M)7・8で、震源はプレート境界にある「東アナトリア断層」付近。長さ100キロ、幅50キロにわたり断層が動いていた。
トルコ南部地震、断層を境に4m横ずれ 地殻変動、衛星データに
https://mainichi.jp/articles/20230209/k00/00m/030/312000c
トルコ南部を震源とする大地震について、国土地理院は9日、断層を境に地表面で4メートル程度の横ずれが生じたとみられるとの分析結果を公表した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の地球観測衛星「だいち2号」のデータを分析した。6日に発生した2回の大地震で、断層帯を境に大地がずれ動いた様子がはっきりと確認できる。
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