太陽で最大規模であるXクラスの強い太陽フレアを観測しました。
NASA(アメリカ航空宇宙局)や宇宙天気ニュースの発表によると、2月12日深夜にX1.1クラスの非常に強い太陽フレアを観測し、その後もMクラスの太陽フレアを8回も観測したとのことです。
太陽フレアはX、M、C、B、Aとサイズによってクラス分けされており、その中でもXは一番大きなサイズを示しています。
大きな太陽フレアだと地球数十個分を軽く飲み込むほどのサイズ感で、発生から数日後に地球の磁気圏にも影響を及ぼす事が多いです。
前の太陽フレアでは飛行機の管制システムやスマホなどの通信障害が多発し、アメリカ全土で航空機の離発着が一時停止になりました。
太陽フレアの方向的に地球を直撃するコースではないと見られていますが、数日程度は通信障害や電子障害、各種災害に注意が必要です。
世界各国のニュースを見てみると、南米チリでは約27万ヘクタールが焼失するような森林火災が発生し、地元住民ら24人が死亡。東京都の1.5倍に匹敵する面積が燃え、今も消化の目処は立っていません。
南太平洋のニュージーランドでも巨大なサイクロン(嵐)が観測され、沿岸部の街が深刻な被害を受けました。
一方で、欧州は記録的な暖冬となり、スペインだと異例の20℃超えを連日観測しています。
この時期に咲くはずのない花が一斉開花するなど、動植物の行動もおかしいことになっていると報じられていました。
太陽フレア情報
https://iswa.gsfc.nasa.gov/IswaSystemWebApp/iSWACygnetStreamer?timestamp=2038-01-23+00%3A44%3A00&window=-1&cygnetId=261
地磁気観測所
http://www.kakioka-jma.go.jp/
チリで大規模森林火災、少なくとも24人が死亡
https://jp.reuters.com/article/chile-fire-idJPKBN2UG04B
[サンティアゴ 5日 ロイター] – 南米チリで多数の森林火災が発生し、5日時点で少なくとも24人が死亡、970人が負傷した。同国ではここ数年で最悪の自然災害の1つとなった。
当局は5日、森林火災により米ロードアイランド州の面積に匹敵する約27万ヘクタールが焼けたと発表。内務省によると、火災は約260カ所で続いており、そのうち約28カ所が特に危険な状態という。約1500人が避難している。
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