数年前から日本の各地で確認されていた白い飛行物体について、防衛省も中国の偵察用気球だとする分析結果をまとめました。
2月14日夜に防衛省は2019年11月と2020年6月、それに2021年9月の3つを含めた過去に日本領空内で確認された気球型の飛行物体を中国の偵察用気球だと報告。
あくまでも断定はせず、中国の偵察用気球の可能性が極めて高いとしていましたが、アメリカの動きに合わせて日本政府も中国に事実関係の確認を要請し、再発防止の徹底を強く求めたとしています。
また、気球の撃墜も視野に入れて自衛隊の武器使用基準を明確化すると発表し、2月16日には自民党の合同部会で政府の示した新武器使用基準を了承しました。
この新基準では許可なく日本の領空に侵入した無人機を自衛隊が撃墜することができるとしており、民間人が巻き込まれないように撃墜するための対応などを準備するとしています。
中国の無人偵察用気球と強く推定、日本領空内で過去に確認=防衛省
https://jp.reuters.com/article/china-japan-balloon-idJPKBN2UO16P
[東京 14日 ロイター] – 防衛省は14日夜、2019年11月、20年6月、21年9月のものを含め、過去に日本領空内で確認した気球型の飛行物体について、中国が飛ばした無人偵察用気球と強く推定されると発表した。分析を重ねた結果、判断したという。
気球の撃墜可能に、無人機への武器使用基準を明確化 自民党了承
https://jp.reuters.com/article/ldp-idJPKBN2UQ0JR
[東京 16日 ロイター] – 自民党は16日、安全保障調査会などの合同部会を開き、許可なく領空に侵入した無人機を自衛隊が撃墜できるようにするため、政府が示した武器の使用基準を了承した。政府が中国のものと推定した気球が再び飛来した場合を想定している。
中国外務省の汪文斌報道官は、米国が中国の気球を撃墜し中国企業6社を貿易ブラックリストに追加したことに関し、中国の主権を損なう米企業に対して対抗措置を取ると表明した。 pic.twitter.com/6VduiKs82Y
— ロイター (@ReutersJapan) February 16, 2023
気球「撃墜」高いハードル
日本は自衛権を厳格解釈、危害なければ武器使用は困難https://t.co/T3yMyMToCgアメリカ上院では、中国の気球をめぐる公聴会が開かれた。最初に通過したアラスカ州のマカウスキ議員は「州民として怒りを覚える。アラスカは米国防衛の最前線ではなかったか」と問いただした
— 産経ニュース (@Sankei_news) February 11, 2023
もう自民党総裁選🇯🇵に出ないで😐🖐
【飛行物体】アメリカ → 撃墜。カナダ → 撃墜。日本 → 「気球に聞いてくれ」 https://t.co/nb2cG13uiK pic.twitter.com/TwPlQ5m81M
— @airi_deshi_555 (@airi_deshi_555) February 12, 2023
撃墜してはみたものの 「中国の気球と異なる」どこの国の何かも謎
https://t.co/iVaPYutV2A米国防長官は「撃ち落とした三つの物体は(4日に撃墜した)中国の監視用気球と大きく異なる」と強調。どこの国のものかも依然、わかっていません。今後、物体の残骸を回収し、解析を進めるとしました。
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) February 14, 2023
政府は、日本領空に侵入した他国の気球や無人機への対処に関し、自衛隊の武器使用基準の緩和を検討する方針を明らかにしました。
中国の偵察用気球と推定される飛行物体の領空侵犯を踏まえました。https://t.co/4JSt2Inm84— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) February 15, 2023
【速報中】ロシアの気球がキーウ飛来 偵察機能を備えていたか https://t.co/NCDwjf0j4k #ウクライナ情勢
ウクライナ当局は15日、ロシアの気球6機がキーウ上空に飛来しているのを確認し、防空システムで撃墜したと発表しました。
気球は偵察機能を備えていた可能性があるといます。
— 朝日新聞国際報道部 (@asahi_kokusai) February 16, 2023
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