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アベノミクスの指南役・浜田宏一教授「賃金が上がらなかったのは予想外」「安倍首相も同じだと思う」「誤解してた。反省している」


*官邸
安倍晋三元首相の経済政策「アベノミクス」を教えた指南役だと言われている内閣官房参与(当時)を務めた浜田宏一米エール大学名誉教授(87)が「アベノミクスでトリクルダウンが起きなかった」との発言をしました。

東京新聞のインタビューに応じた浜田教授は「賃金が上がらなかったのは予想外。私は上がると漠然と思っていたし、安倍首相(当時)も同じだと思う」などと語り、アベノミクスでトリクルダウンが起きなかったと言及。
アベノミクスを実施した後も期待したほどの賃金上昇が無く、さらには大企業のもうけが下請けの中小企業に波及せず、結果的に中小企業がツケを払う形になっていると話していました。

また、浜田教授は「これまでトリクルダウンのようなことをやっていると誤解していた。反省している」とも述べ、アベノミクスをトリクルダウンと誤解していたと弁明しています。
安倍晋三元首相が何度も「アベノミクスで賃金が上がる!」「トリクルダウンで日本の景気雇用が良くなる!」と叫んでいたのも浜田教授の教えが大きいと言われているだけに、その指南役である浜田教授がアベノミクスの失敗を認めたのは非常に重いと言えるでしょう。

一方で、安倍晋三元首相も国会答弁だと2015年頃からトリクルダウンへの曖昧な発言が増え、かなり前からアベノミクスやトリクルダウンの失敗を黙認していたのではないかと見られています。
失敗していることを知りながら放置していた可能性があり、何処までアベノミクスのリスクと危険性を把握していたのか調べる必要性があるところです。

 

賃金上がらず予想外」アベノミクス指南役・浜田宏一氏証言 トリクルダウン起こせず…「望ましくない方向」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/237764

 大規模な金融緩和を中心とした安倍晋三元首相の経済政策「アベノミクス」の指南役として、当時内閣官房参与を務めた浜田宏一米エール大学名誉教授(87)は本紙のインタビューで、10年に及ぶ政策の効果について「賃金が上がらなかったのは予想外。私は上がると漠然と思っていたし、安倍首相(当時)も同じだと思う」と証言した。大企業の収益改善を賃上げへとつなげる「トリクルダウン」を起こせなかったことを認めた。 (渥美龍太、原田晋也、畑間香織)

 

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