太陽で非常に大きな太陽フレアやCME(コロナ質量放出)が観測され、その乱れが5月10日にも地球と接触することが分かりました。
NASA(アメリカ航空宇宙局)の観測情報によると、5月9日にM2.3の太陽フレアやハロー型のCME(コロナ質量放出)が確認され、それによって発生した猛烈な太陽風が5月10日頃に地球と接触するとのことです。
今回の太陽風は複数の太陽フレアやCMEが合わさって巨大化していることから、その規模は今年最大規模となるでしょう。
猛烈な太陽風が地球と接触した場合、GPS精度の異常や電子機器のトラブル、通信障害、停電などが発生する確率が高くなり、地球の気候や地殻変動にも影響を与えます。
CMEで放出される質量は約10億トンとも言われ、それが地球にぶつかることでこれから様々な影響が一気に出てくることになるかもしれません。
NASA 太陽風予測
https://iswa.gsfc.nasa.gov/IswaSystemWebApp/iSWACygnetStreamer?timestamp=2038-01-23+00%3A44%3A00&window=-1&cygnetId=261
世界電離層
https://iono.jpl.nasa.gov/latest_rti_global.html
太陽観測情報
https://www.spaceweatherlive.com/en/solar-activity/solar-flares.html
2023/ 5/ 8 12:48 更新
M1.5、M1.6の中規模フレアが発生し、ハロー型のCMEが広がっています。担当 篠原
太陽の中心部北側(上側)の3296黒点群で、
今朝、8日6時班(世界時7日21時半)にM1.5、
直後の8日8時(世界時7日23時)にM1.6の
中規模フレアが発生しました。X線強度のグラフを見ると、
自動認識のM1.5の〇印の後に、
もうひとつ強度の山が発生しています。
こちらがM1.6のピークです。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。
この動画で2つの輝きを見つけるのは難しいです。
Moderate M2.32 flare from sunspot region 3296
Follow live on https://t.co/3Xxrvc3cpA pic.twitter.com/33SRPtv5r5— SpaceWeatherLive (@_SpaceWeather_) May 8, 2023
Minor S1 Solar Radiation Storm – Minor impacts on HF radio through polar regions
Follow live on https://t.co/HAKRHFIDdF pic.twitter.com/uxMm8y6QmE— SpaceWeatherLive (@_SpaceWeather_) May 8, 2023
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