ウクライナ南部のカホフカ水力発電所でダムの大部分が爆破された問題で、これによって発生した洪水でカズコワ・ディブロワ動物園が水没し、そこに居た動物がほぼ全滅したことが分かりました。
ダムの崩壊によって大量の水が濁流となって下流に流れ込み、周辺の市町村やカズコワ・ディブロワ動物園などで深刻な浸水被害が発生。
多数の住民や住宅街も被害を受けたと見られ、多くの住民が避難を余儀なくされています。
依然としてロシア軍とウクライナ軍の双方が相手の犯行だとして批判声明を出しており、どちらもダム破壊への関与を認めていません。
今回の事件を受けて国連の安全保障理事会では日本時間の7日午前5時すぎから緊急会合が開かれ、「去年2月にウクライナ侵攻が始まって以来、民間インフラの被害としては最も重大な事件になるだろう」との見解を表明。
双方ともに民間インフラへの攻撃を止めるべきだとの認識で一致し、改めてロシア軍の即時撤退を求めました。
ダム決壊の規模からウクライナ軍の砲撃やミサイル攻撃である可能性は低く、専門家の多くはダムを占領していたロシア軍が爆破物を設置して内部から破壊したのではないかと指摘しています。
[7日 ロイター] – 米衛星情報会社マクサー・テクノロジーズが6日午後に撮影した衛星画像で、ウクライナ南部のロシア支配地域にあるカホフカ水力発電所とダムの大部分が破壊され、広範囲で洪水が発生していることが分かった。
同発電所のダムは6日に決壊。紛争下にある地域で一帯が浸水し、住民が避難を余儀なくされている。
ウクライナのダム決壊で国連安保理緊急会合「最も重大な事件」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230607/k10014092161000.html
ウクライナ南部で水力発電所のダムが決壊し洪水が発生したことについて、国連の安全保障理事会では6日、日本時間の7日午前5時すぎから、対応を協議する緊急会合が開かれました。
ウクライナ軍は6日、南部ヘルソン州のドニプロ川にある水力発電所のダムがロシア側によって破壊されたと発表しました。
大量の水が下流に流れ、住民が避難しているということで、ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアを強く非難しました。https://t.co/4MbMsWUzaa#nhk_video pic.twitter.com/3SXzFsHpF2
— NHKニュース (@nhk_news) June 6, 2023
The Kakhovka Dam appears to be gone. This is going to have far-reaching consequences for weeks and months to come.
Here are some very early thoughts. (video via Ukrhydroenergo Telegram)🧵 pic.twitter.com/ngD7qiRR05
— Geoff Brumfiel (@gbrumfiel) June 6, 2023
The dam was already under enormous strain and damaged.
Then things got worse. On 2 June, it looks like a road over the dam failed. That could be indicative of a larger structural failure. pic.twitter.com/4OA4ZTqSk7
— Geoff Brumfiel (@gbrumfiel) June 6, 2023
ノバ•カフォフカで、ロシア軍がダムを爆破したことによって、「カズコワ•ディブロワ」動物園が水没。動物達全匹死亡。
露軍のほうが動物と呼ぶにふさわしいわ… pic.twitter.com/4x3hx8muC1
— ナザレンコ・アンドリー🇺🇦🤝🇯🇵 (@nippon_ukuraina) June 6, 2023
ほーん…まだまだ推測による可能性だけど、昨年の攻撃によるダム本体の脆弱化と、ロシア側のダム貯水量の管理不全で、ダム上部での越水による上部構造物の破壊流出から始まって、本体の崩壊とか。河川の堤防が決壊するのと同じメカニズムっぽい可能性もあるのか。 https://t.co/5ijYAPzgQt
— 飴308@2㌔マン (@candylight308) June 6, 2023
ダム決壊、ドイツのベアボック外相のコメントが良い。
・環境破壊の責任は侵略戦争を始めたロシアにある
・民間インフラの攻撃は国際的な努力をないがしろに
・状況把握に全力。G7やウクライナと連携何があったにせよ、ロシアの侵攻の帰結であることは揺るぎない。https://t.co/20msDvWocP
— Gakushi Fujiwara / 藤原学思 (@fujiwara_g1) June 6, 2023
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